R12 Release Notes | ![]() ![]() |
3次元可視化機能
以下の表は、MATLAB 6.0で追加された新規あるいは機能強化された可視化関数を示しています。
関数 |
目的 |
coneplot |
3次元円錐プロットを作成 |
contourslice |
スライス平面でのコンターラインの描画 |
curl |
3次元ベクトル場の流れのcurlと角速度ベクトルを計算 |
divergence |
3次元ベクトル場のdivergenceを計算 |
interpstreamspeed |
速度からストリームラインの頂点を内挿 |
isocolors |
等特性サーフェスの頂点の色を計算 |
isosurface |
等特性サーフェスの抽出 |
streamparticles |
ベクトルデータからストリーム粒子を表示 |
streamribbon |
ベクトルデータからストリームリボンを表示 |
streamslice |
ベクトルデータから間隔を空けてストリームラインを表示 |
streamtube |
ベクトルデータからストリームチューブを表示 |
volumebounds |
物体データから座標と色の範囲を出力 |
グラフィックスオブジェクトの透明性
オブジェクトの透明性は、オブジェクトのサーフェスを透かして見ることにより、隠れた他のオブジェクトを見る度合いを決定します。完全に透明(非可視)から完全に不透明(透明性がない)までの連続的な範囲を指定できます。以下のオブジェクトに対して透明性のプロパティを指定できます。
Transparencyプロパティ 透明性の値は、[0 1]の範囲で、alpha 値として参照されます。MATLABは、色を扱うのと同じ方法で透明性を扱います。
以下の表は、透明性を制御するオブジェクトのプロパティをまとめたものです。
プロパティ |
目的 |
ALim |
Alpha軸の範囲 |
ALimMode |
Alpha軸範囲モード |
AlphaData |
patch, surface, imageに対する透明性データ |
AlphaDataMapping |
透明性データのマッピング法 |
Alphamap |
Figureのalphamap |
FaceAlpha |
オブジェクトの面の透明性 |
EdgeAlpha |
オブジェクトのエッジの透明性 |
FaceVertexAlphaData |
alphaデータの指定(Patchのみ) |
透明性の補助関数 以下の表は、transparencyプロパティの設定のプロセスを簡略化する関数の一覧です。
関数 |
目的 |
alpha |
カレントaxesのオブジェクトに対するtransparencyプロパティの設定と参照 |
alphamap |
figureのalphamapの指定 |
alim |
axesのalphaの範囲の設定または取得 |
詳細は、MATLAB "3次元可視化"ドキュメントの透明性を参照してください。
レンダラの自動選択
MATLABは、figureの内容に基づいてレンダリング法を自動的に選択します。ある規範を満たすときにMATLABは、OpenGLをレンダラとして可能な場合は選択します。OpenGLは、多くのコンピュータシステムで利用可能で、MATLABの他のレンダラ(PaintersおよびZ-buffer)よりも一般的に高速です。OpenGLを使ってMATLABはシステム上で利用可能なグラフィックスハードウェアにアクセスします。
OpenGLレンダラの自動選択の規範 figureのRendererMode
プロパティがauto
に設定されているとき、MATLABはOpenGLレンダラの自動選択の規範を使ってOpenGLレンダラを選択するかどうかを決定します。
RendererMode
プロパティが manual
に設定されているときは、MATLABはfigureの内容の変更にかかわらず、レンダラを変更しません。
レンダラの自動選択処理にOpenGLを含めたくない場合は、以下のコマンドを実行してください。
opengl neverselect
詳細は、opengl
リファレンスページを参照してください。
カメラツールバー
カメラのツールバーを使って、表示操作を対話的に行うことができます。ツールバーを表示するには、figureウィンドウの表示メニューからカメラのツールバーを選択します。
詳細は、MATLAB "3次元可視化"ドキュメントのカメラツールバーを使ったビューの制御を参照してください。
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