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streamparticles

ストリーム粒子の表示

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streamparticles(vertices) は、ベクトル場のストリート粒子を描画します。ストリーム粒子は、通常、markers を使って表示され、ストリームラインの位置と速度を示すことができます。 vertices は、(stream2、または、stream3で、あたかも作成されたような)2次元、または、3次元の頂点のセル配列です。

streamparticles(vertices,n) は、n を使って、描画するストリーム粒子の数を決定します。ParticleAlignment プロパティは、n の解釈をどのようにするかをコントロールするものです。

streamparticles(...,'PropertyName',PropertyValue,...) は、指定したプロパティ名とその値を使って、ストリーム粒子をコントロールします。指定していないプロパティは、デフォルト値を使います。MATLAB は、プロパティの名前に関して、大文字、小文字を区別しません。

ストリーム粒子プロパティ

Animate - ストリーム粒子運動 [非負の整数]

ストリーム粒子のアニメーションを行う回数。デフォルトは、0 で、アニメーションは行われません。Inf は、ユーザが ctrl-c を入力するまで、アニメーションを続けます。

FrameRate - 秒単位のアニメーションフレーム数 [非負の整数]

このプロパティは、アニメーションに対して、秒単位のフレーム数を指定するものです。Inf は、デフォルトで、できる限り速く描画します。アニメーションのスピードは、コンピュータのスピードにより制限を受けます。制限を受けるような場合、FrameRate の値は、必ずしも達成できません。

ParticleAlignment - ストリームラインを粒子の結合 [ on | {off} ]

このプロパティを on に設定して、個々のストリームラインの始点に粒子を描画します。このプロパティは、streamparticles に、引数 n (ストリーム粒子の数)の解釈をコントロールします。

ストリーム粒子は、ラインオブジェクトです。ストリーム粒子プロパティに加えて、 line オブジェクトプロパティ、たとえば、MarkerEraseMode のように設定します。streamparticles は、つぎのラインプロパティがコールされたとき、設定されます。

Line プロパティ
streamparticles で設定する値
EraseMode
xor
LineStyle
none
Marker
o
MarkerEdgeColor
none
MarkerFaceColor
red

プロパティ名と値を streamparticles に設定することにより、これらのプロパティのいくつかを書きかえれます。たとえば、つぎのステートメントは、RGB 値を使って、MarkerFaceColor を中間の灰色にします。

streamparticles(line_handle,...) は、line_handle で識別されるラインオブジェクトを使って、ストリーム粒子を描画します。

h = streamparticles(...) は、作成するラインオブジェクトのハンドルベクトルを戻します。

例題

つぎの例題は、ストリームラインとストリーム粒子アニメーションを合わせたものです。関数 interpstreamspeed は、ストリーム粒子がアニメーションの間に描画されるストリームラインに沿って、頂点を決定します。そのために、アニメーションのスピードをコントロールすることができます。Axes の DrawMode プロパティを fast に設定して、レンダリングを高速にすることができます。

つぎの図は、アニメーションの静的なビューです。

つぎの例題は、z = 5 平面の中のストリームラインを使って、streamparticlesによるラインに沿っての流れをアニメーション化します。

参考

isosurface, isocaps, smooth3, subvolume, reducevolume, reducepatch, isonormals


 streamline streamribbon