R12 Release Notes    

グラフィックス機能

本節は、以下のセクションで構成されています。

プロパティエディタ

MATLAB 6.0は、MATLAB figureのHandle Graphicsのプロパティを編集するための新規のグラフィカルユーザインタフェースを提供します。プロパティエディタと呼ばれるこのツールは、figures, axes, lines, lights, patches, images, surfaces, rectangles, text, rootオブジェクトを含むグラフ内のHandle Graphicsオブジェクトの多くのプロパティにアクセスします。このツールを使って、ラインの太さを変更したり、タイトルや軸のラベルを追加したり、ライトを追加したり、その他の多くのプロット編集作業を行うことができます。

以下の図に、プロパティエディタインタフェースの要素を示します。

プロパティエディタの起動

プロパティエディタを起動する方法は複数あります。

プロット編集モードがfigure内で可能ならば、オブジェクトで右クリックし、コンテキストメニューのプロパティオプションを選択することによってプロパティエディタを起動できます。また、グラフ内のオブジェクトをダブルクリックすることによってもプロパティエディタを起動できます(テキストオブジェクトをダブルクリックすると、テキストの周囲のテキストエディットボックスをオープンしますが、プロパティエディタは起動しません)。

プロット編集モードが利用不可である場合は、figureウィンドウの編集メニューからFigureプロパティ, Axesプロパティ, カレントのオブジェクトプロパティを選択してプロパティエディタを起動できます。これらのオプションは、プロット編集モードが利用不可である場合には、自動的に可能にします。propedit関数を使ってコマンドラインからプロパティエディタを起動することもできます。

印刷機能

figureをクリップボードにエクスポート クリップボードを使ってfigureをグラフィックスフォーマットファイルにエクスポートする場合は、Figureのコピーテンプレート設定パネルを使ってfigureを最適化することができます。Microsoft WordおよびPowerPoint用のテンプレートを適用したり、ユーザ独自のテンプレートをカスタマイズすることが可能です。

ページ設定ダイアログボックス ページ設定ダイアログボックスは、4つのタブ上にオプションを表示します。

タブ
できること...
サイズと位置
  • スクリーンサイズで印刷あるいは印刷するfigureのサイズを設定
  • figureの上および左マージンと高さおよび幅を設定
  • ページ全体に配置、縦横比を保持あるいはfigureをセンタリング
  • 設定を行う単位を選択
用紙
  • 用紙サイズを選択あるいはカスタムサイズを設定
  • 単位を選択
  • 用紙の方向を選択
ラインとテキスト
印刷あるいはエクスポートされるfigureのラインおよびテキストの色をカラーまたはモノクロに設定
AxisとFigure
  • スクリーンと同じ設定を保持するか、あるいはユーザのaxesの目盛りとラベルにMATLABを再スケーリング
  • igureの部分であるuicontrolを印刷または非印刷にする
  • スクリーンのバックグランドカラーを保持するか、あるいはバックグランドカラーを白に変更
  • MATLABのデフォルトのレンダラの選択を変更

UNIX のPrintダイアログボックス. MATLAB 6.0のUNIX Printダイアログボックスは、書き直されています。Printダイアログボックスおよび新規のOptionsダイアログボックスの両方から多くの機能が利用可能です。

カラーまたはモノクロ印刷を制御するプレファレンス モノクロまたはカラーのラインおよびテキストをプリンタに送信するためのセッション間のデフォルトを設定するFigureウィンドウの印刷プレファレンスは、一般設定パネルにあります。

figureが設定に従ってカラーまたはモノクロで正しく印刷されない場合は、ファイル/設定メニューから設定を変更してください。たとえば、ラインおよびテキストのカラー印刷をカラープリンタに指定し、結果をカラーで得られない場合は、File/Preferences常にカラーで送るを選択してください。

PaperSizeプロパティ figureプロパティPaperSizeは、書き込み可能です。コマンドラインから新規の'<custom>'用紙タイプを設定することもできます。


プログラミングおよびデータタイプの機能 3次元可視化機能