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any

ゼロ要素のテスト

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B = any(A) は、種々の大きさの配列のいずれかの要素がゼロでないかまたは論理真(1)かのチェックを行ないます。

A がベクトルで、いずれかの要素が非ゼロの場合、any(A)は論理真(1)を出力します。また、すべての要素がゼロの場合、論理偽(0)を出力します。

A が行列の場合、 any(A) は、 A を列ベクトルの集合と考え、1または 0 を要素とする行ベクトルを出力します。

A が多次元配列の場合、 any(A) は、最初に1でない次元をベクトルとして取り扱い、各々のベクトルに対して論理結果を出力します。

B = any(A,dim) は、スカラdimにより指定されるA の次元をチェックします。

例題

つぎのベクトルを考えます。

すると、B = (A < 0.5) は、0.5 より小さい要素のみ論理真(1)を出力します。

関数 any は、一つのベクトルで表される論理条件を単一条件にします。この場合、any(B) は、1を出力します。

つぎに示すのは、if ステートメントで特に利用可能なものです。

ここで、コードは、矛盾する条件を取り得る可能性のあるベクトルでなく、単一条件に従って実行されます。

関数 any を行列に any(any(A)) のように2度適用すると、必ずスカラ値を出力します。

参考

all

論理 演算子 &,|,~

比較演算子 <, <=, >, >=, ==, ~=

コロン演算子 :

配列の次元を低下させる他の関数

max, mean, median, min, prod, std, sum, trapz


 ans area