MATLAB Function Reference    
std

標準偏差

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定義

データベクトル X の標準偏差 s に対して、2 つの一般的な定義があります。

ここで、

で、n はサンプル内の要素数です。2 つの方程式は、分母の が異なります。

詳細

s = std(X), X がベクトルのとき、上記の (1) を使って標準偏差を計算します。X が正規分布からのデータのランダムなサンプルの場合、s2 は、分散の最も良いバイアスの適用されていない推定です。

X が行列の場合、std(X) は、X の各列の要素の標準偏差を含む行ベクトルを出力します。X が多次元配列の場合、std(X) は、X の最初の 1 でない次元の要素の標準偏差です。

s = std(X,flag) flag = 0 のとき、s = std(X,flag) は、std(X) と同じです。flag = 1 のとき、std(X,1) は、上記の (2) を使って、標準偏差を計算し、平均についてのサンプルの 2 次モーメントを出力します。

s = std(X,flag,dim) は、スカラ dim で指定した X の次元で標準偏差を計算します。

例題

行列 X について、つぎのようになります。

参考

corrcoef, cov, mean, median


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