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シリアルポートセッション
シリアルポーセッション は、シリアルポートと接続しているデバイスとの通信時に行うすべてのステップで構成されます。ステップは以下の通りです。
serial
関数を使って特定のシリアルポートに対してシリアルポートオブジェクトを作成します。オブジェクトの作成中にプロパティを設定することも可能です。特に、ボーレート、データビット数等のようなシリアルポート通信に関連するプロパティを設定したい場合があります。
fopen
を使ってシリアルポートオブジェクトをデバイスに接続します。
オブジェクトが接続された後で、プロパティ値を設定することによりデバイス設定を変更し、データを読み込み、データを書き出すことができます。
set
またはドット表記を使ってプロパティに値を割り当てます。実際には、オブジェクトの作成中、あるいは作成後にいつでも多くのプロパティを設定することが可能です。反対に、デバイス設定やシリアルポートアプリケーションの必要条件により、デフォルトのプロパティ値を受け取りこのステップを飛ばすことが可能です。
fprintf
またはfwrite
を使ってデバイスにデータを書き出し、関数fgetl
, fgets
, fread
, fscanf
, readasync
を使ってデバイスからデータを読み込むことができます。
シリアルポートオブジェクトは、あらかじめ設定した値またはデフォルトのプロパティ値に従って動作します。
fclose
を利用してデバイスから切断し、関数delete
を使ってメモリから削除し、clear
コマンドを使ってMATLABワークスペースから削除します。シリアルポートセッションは、シリアルポートのドキュメントの多くの例題で補強されています。上記のステップを利用する基本的な例題は、例題: 始めましょうを参照してください。
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