MATLAB Function Reference    

serial

シリアルポートオブジェクトの作成

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引数

'port'
シリアルポート名
'PropertyName'
シリアルポート プロパティ名
PropertyValue
PropertyName でサポートされているプロパティ値
obj
シリアルポートオブジェクト

詳細

obj = serial('port') は、port で指定したシリアルポートに関連したシリアルポート オブジェクトを作成します。port が存在しない場合、または、使用中の場合、シリアルポートオブジェクトをデバイスに接続することはできません。

obj = serial('port','PropertyName',PropertyValue,...) は、指定したプロパティ名と値をもつシリアルポートオブジェクトを作成します。正しくないプロパティ名、または、値が設定された場合、エラーが戻され、シリアルポートオブジェクトが作成されません。

注意

シリアルポートオブジェクトを作成する場合、つぎのプロパティ値は、自動的に構成されます。

ユーザは、関数 set でサポートされている任意のフォーマットを使って、プロパティ名と値を設定することができます。たとえば、プロパティ名/値のセル配列を使用することができます。付加的に、大文字、小文字に関わらず、プロパティ名を指定でき、完全なプロパティ名を使う必要もありません。たとえば、つぎのコマンドは、すべて正しいものです。

serial と共に使用できるシリアルポートオブジェクトプロパティの一覧は、Configuring プロパティ値s を参照してください。

デバイスを使って、通信を行う前に、objfopen 関数を接続する必要があります。接続しているシリアルポートオブジェクトは、open の値をもつ Status をもっています。オブジェクトがデバイスに接続されていない間に読み、または、書きの演算を行おうとすると、エラーが戻されます。一つのシリアルポートオブジェクトは、一つの与えられたシリアルポートにのみ接続できます。

例題

つぎの例題は、シリアルポート COM1 に関連したシリアルポートオブジェクト s1 を作成します。

Type, Name, Port プロパティは、自動的に作成されます。

オブジェクト作成中にプロパティを指定します。

参考

関数

fclose, fopen

プロパティ

Name, Port, Status, Type


  semilogx, semilogy serialbreak