外部インタフェース/API

シリアルI/Oの開始

MATLABのシリアルポートインタフェースを開始するために、本節では以下の情報を説明します。

• "例題: 始めましょう" は、基本的なシリアルポートのコマンドを説明します。
• "シリアルポートセッション"は、シリアルポートのタスクを最初から最後まで行うために利用するステップを説明します。
• "プロパティの設定と出力" は、シリアルポートプロパティ名と値の表示方法、プロパティへの値の割り当て方法を説明します。

例題: 始めましょう

シリアルポートCOM!に接続されていて、ボーレートが4800に設定されているデバイスをお持ちの場合は、つぎの例題を実行することができます。

s = serial('COM1');
set(s,'BaudRate',4800);
fopen(s);
fprintf(s,'*IDN?')
out = fscanf(s);
fclose(s)
delete(s)
clear s

*IDN?コマンドは、outに出力されるデバイスの識別情報を取得します。デバイスがこのコマンドを与えない場合、あるいは他のシリアルポートに接続されている場合は、上記の例題を修正してください。

注意    *IDN?は、Standard Commands for Programmable Instruments (SCPI)言語によってサポートされているコマンドの1つで、多くのデバイスで利用されています。SCPI言語をサポートするかどうかを確認するためにデバイスのドキュメントを参照してください。

参考文献

シリアルポートセッション