MATLAB Function Reference    
fgetl (serial)

デバイスからテキストの一行を読み、終端子を削除します。

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引数

obj
シリアルポートオブジェクト
tline
機器から読み込んだ終端子を含まないテキスト
count
終端子を含んで、読み込んだ値の数
msg
読み込み演算がうまく実行しない場合に示すメッセージ

詳細

tline = fgetl(obj) は、objに接続しているデバイスからテキストの一行を読み、データを tline に戻します。戻されたデータは、テキスト行に続く終端子を含みません。終端子を含むには、fgets を使ってください。

[tline,count] = fgetl(obj) は、読み込んだ値の数を count に戻します。

[tline,count,msg] = fgetl(obj) は、読み込み演算がうまく機能しない場合、ワーニングメッセージを msg に戻します。

注意

デバイスからテキストを読む前に、関数 fopen を使って、objに接続しなければなりません。接続されたシリアルポートオブジェクトは、openStatus プロパティ値をもっています。エラーは、obj が、デバイスに接続されていない間、読み込み演算を実行しようとする場合に生じます。

msg が、出力引数を含んでいなく、読み込み演算がうまく機能しない場合、ワーニングメッセージが、コマンドラインに出力されます。

ValuesReceived プロパティ値は、fgetl が実行される度に、終端子を含み、読み込まれる値の数ずつ増加します。

fgetl に対して、ヘルプを表示するために、help コマンドを使う場合、下に示すパス名を設定する必要があります。

fgetlを使って、読み込み操作を完了させるための規則

つぎの事柄の前に、fgetl ブロックを使った読み込み演算は、MATLAB コマンドラインにアクセスします。

例題

シリアルポートオブジェクト s を作成し、ektronix TDS 210 オシロスコープに接続し、関数fprintf と共にRS232? コマンドを書き込みます。RS232? は、スコープに、シリアルポートコミュニケーション設定を戻すように指示します。

ReadAsyncMode プロパティに対するデフォルト値は、continuous なので、データは、自動的に入力バッファに戻されます。

fgetl を使って、前の書き込み演算から戻るデータを読みます。そして、終端子を削除します。

スコープから s を外し、メモリとワークスペースから s を削除します。

参考

関数

fgets, fopen

プロパティ

BytesAvailable, InputBufferSize, ReadAsyncMode, Status, Terminator, Timeout, ValuesReceived


 fgetl fgets