Control System Toolbox関数リファレンス    

damp

減衰係数と固有周波数を計算

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詳細

dampは、LTIモデルsysの極の減衰係数と固有周波数を計算します。左辺の引数を設定しなければ、固有周波数の低い順に固有値とそれらの減衰係数、固有周波数の表がスクリーン上に表示されます。

[Wn,Z] = damp(sys)は、sysの固有周波数を含む列ベクトルWnと減衰係数をを含む極Zを出力します。 極 およびサンプル時間をもつ離散系システムの場合、dampは、を解くことによって、等価な連続系極 を計算します。

WnおよびZは、その場合、連続系極に対しても関連しています。サンプル時間を設定しないと、WnZは共に空です。

[Wn,Z,P] = damp(sys)は、sysの(真の)極を含む付加ベクトルPを出力します。Pは、P = pole(sys)の結果と一致することに注意してください。

例題

つぎの連続伝達関数の固有値、固有周波数、減衰係数を計算し、表示します。

つぎのように入力すると、

MATLABは、つぎの出力を行います。

つぎのように入力すると、

MATLABは、つぎの出力を行います。

参考
eig         固有値と固有ベクトルの計算

esort,dsort システム極のソート

pole        システム極の計算

pzmap       -零点の配置図

zero        伝達零点の計算


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