MATLAB Function Reference

contour

2次元コンタープロット

表示

contour(Z)
contour(Z,n)
contour(Z,v)
contour(X,Y,Z)
contour(X,Y,Z,n)
contour(X,Y,Z,v)
contour(...,LineSpec)
[C,h] = contour(...)

詳細

コンタープロットは、行列 Z の等特性を表示します。clabelを使って、コンターラインにラベルを付けます。

contour(Z) は、行列 Z のコンタープロットを描画します。Z は、xy 平面の高さとして解釈されます。Z は少なくとも 2行2列の行列でなければなりません。コンターのレベル数とコンターのレベル値は、Z の最小値と最大値に基づいて自動的に選択されます。[m,n] = size(Z) のとき、x 軸と y 軸の範囲は、 [1:n] と [1:m] です。

contour(Z,n) は、n レベルのコンターをもつ行列 Z のコンタープロットを描画します。

contour(Z,v) は、ベクトル v で指定したデータ値にコンターラインをもつ、行列 Z のコンタープロットを描画します。コンターのレベル数は、length(v) と同じです。レベル i の 1つのコンターを描画するためには、contour(Z,[i i]) を使ってください。

contour(X,Y,Z), contour(X,Y,Z,n) と contour(X,Y,Z,v) は、Z のコンタープロットを描画します。X と Y は、x 軸と y 軸の範囲を指定します。X と Y が行列のとき、surf のようにサーフェスを指定するために、これらは、Z と同じサイズでなければなりません。

contour(...,LineSpec) は、LineSpecで指定したラインタイプと色を使ってコンターを描画します。マーカ記号は無視されます。

[C,h] = contour(...) は、コンター行列 C (contourc を参照) とグラフィックスオブジェクトのハンドル番号からなるベクトルを出力します。clabel は、ラベルを作成するためにコンター行列 C を使います。contour は、 LineSpec を指定しなければ、patchグラフィックスオブジェクトを作成します。LineSpec を指定すると、line グラフィックスオブジェクトを作成します。

注意

LineSpecを指定しない場合、colormap と caxis が、カラーを制御します。

X、または、Y が不定間隔の場合、contour は等間隔のコンターグリッドを使ってコンターを計算し、データを X 、または、Y に変換します。

例題

範囲 -2 x 2, -2 y 3 で関数Zのコンタープロットを見るために、つぎのステートメントを使って、行列 Z を作成します。

[X,Y] = meshgrid(-2:.2:2,-2:.2:3);
Z = X.*exp(-X.^2-Y.^2);

Z のコンタープロットを作成します。

[C,h] = contour(X,Y,Z);
clabel(C,h)
colormap cool

同じ関数を、同じ範囲で、デフォルトのカラーマップjetで色付けした20本の等間隔のコンターラインを使って表示します。

contour(X,Y,Z,20)


 

より滑らかなコンターラインを作成するために、interp2 と contour を使います。

Z = magic(4);
[C,h] = contour(interp2(Z,4));
clabel(C,h)

参考

clabel, contour3, contourc, contourf, interp2, quiver

continue

contour3