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colormap

カレントのカラーマップの設定と取り出し

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詳細

カラーマップは、0.0 と 1.0 の間の実数値からなる m行3列の行列です。各行は 1 つの色を定義する RGB ベクトルです。カラーマップの k 行目が k 番目の色を定義します。ここで、map(k,:) = [r(k) g(k) b(k)]) は、赤、緑、青の強度を指定します。

colormap(map) は、カラーマップを行列 map に設定します。map 内の値が区間 [0 1] の外であれば、MATLAB は、エラーを出力します。カラーマップは[0,1]の範囲の値でなければなりません。

colormap('default') は、カレントのカラーマップをデフォルトのカラーマップに設定します。

cmap = colormap; は、カレントのカラーマップを取り出します。出力された値は区間 [0 1] 内の値です。

カラーマップの指定

color ディレクトリ内の M-ファイルは、多数のカラーマップを作成します。各 M-ファイルは、カラーマップのサイズを引数として受け取ります。たとえば

は、128 色の hsv カラーマップを作成します。サイズを指定しなければ、MATLAB は、カレントのカラーマップと同じサイズでカラーマップを作成します。

サポートされているカラーマップ

MATLAB は、種々のカラーマップをサポートしています。

例題s

イメージとカラーマップのデモ imagedemo は、カラーマップを紹介しています。メニューからColor Spiral を選択してください(Macintosh では自動的に開始します)。このデモは、行列要素が0 から 255 までらせん形に変化する 16行16列を表示するために、関数 pcolor を使います。hsv カラーマップは、中心では赤から始まり、黄、緑、シアン、青、マジェンタと変化し、らせんの外側最後では赤に戻ります。Colormap Menu を選択すると他のカラーマップにアクセスできます(Macintoshを除きます)。

関数 rgbplot はカラーマップの値をプロットします。rgbplot(hsv), rgbplot(gray), rgbplot(hot) を実行してみてください。

つぎのコマンドは、jetカラーマップを使って、flujetデータを表示します。

demosディレクトリには、人間の骨の CAT スキャンイメージがあります。このイメージを見るためには、つぎのように行ってください。

アルゴリズム

各 Figure は ColorMap プロパティをもっています。colormap は、このプロパティを設定したり取り出しする M-ファイルです。

参考

brighten, caxis, contrast, hsv2rgb, pcolor, rgb2hsv, rgbplot

Figure グラフィックオブジェクトの Colormap プロパティ


 colordef ColorSpec