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set(H,'PropertyName',PropertyValue,...) set(H,a) set(H,pn,pv...) set(H,pn,<m-by-n cell array>) a= set(h) a= set(0,'Factory') a= set(0,'FactoryObjectTypePropertyName') a= set(h,'Default') a= set(h,'DefaultObjectTypePropertyName') <cell array> = set(h,'PropertyName')
詳細
set(H,'PropertyName',PropertyValue,...)
は、H で識別されるオブジェクトのプロパティを指定する値に設定します。H は、set が、すべてのオブジェクトに対するプロパティ値を設定する場合は、ハンドル番号からなるベクトルでも構いません。
set(H,a)
は、H で識別されるオブジェクトのプロパティに指定した値を設定します。a は、フィールド名がオブジェクトのプロパティ名で、フィールドの値が対応するプロパティの値である構造体配列です。
set(H,pn,pv,...)
は、H で識別されるすべてのオブジェクトに対して、セル配列 pn で指定したプロパティを、セル配列 pv の対応する値に設定します。
set(H,pn,<m-by-n cell array>)
は、n 個のプロパティ値を m 個のグラフィックスオブジェクトに設定します。ここで、m = length(H) で、n はセル配列 pn に含まれるプロパティ名の数です。これにより、プロパティ群を各オブジェクトの異なる値に設定することができます。
a = set(h)
は、h で識別されるオブジェクトに対して、ユーザ設定可能なプロパティとその値を出力します。a は、フィールド名がオブジェクトのプロパティ名で、フィールド値が対応するプロパティ値である構造体配列です。出力引数を指定しない場合は、MATLABは、スクリーンにその情報を表示します。h は、スカラでなければなりません。
a = set(0,'Factory')
は、すべてのオブジェクトに対して、ユーザ設定が可能であるプロパティのデフォルトを出力し、各プロパティに対する可能な値を表示します。a は、フィールド名がオブジェクトのプロパティ名で、フィールド値が対応するプロパティ値である構造体配列です。出力引数を指定しない場合、MATLABは、スクリーンにその情報を表示します。
a = set(0,'FactoryObjectTypePropertyName')
は、プロパティ値が文字列の場合、指定したオブジェクトのタイプに対するプロパティの設定可能なプロパティ値を出力します。引数 Factory ObjectTypePropertyName は、Factory にオブジェクトタイプ(たとえば、Axes)とプロパティ名(たとえば、CameraPosition)を合わせたものです。
a = set(h,'Default')
は、h で識別されるオブジェクトに設定したデフォルト値をもつプロパティ名を出力します。set は、プロパティ値が文字列の場合、設定可能なプロパティ値も出力します。h は、スカラでなければなりません。
a = set(h,'DefaultObjectTypePropertyName')
は、プロパティ値が文字列の場合、指定したオブジェクトのタイプに対するプロパティの設定可能なプロパティ値を出力します。引数 Default ObjectTypePropertyName は、Default にオブジェクトタイプ(たとえば、Axes)とプロパティ名(たとえば、CameraPosition)を合わせたものです。たとえば、DefaultAxesCameraPosition のようになります。h は、スカラでなければなりません。
pv = set(h,'PropertyName')
は、指定のプロパティに対して設定可能な値を出力します。設定可能な値が文字列の場合、set は、セル配列 pv のセル毎に出力します。他のプロパティに対しては、set は、空のセル配列を出力します。出力引数を指定しない場合、MATLABはスクリーンにその情報を表示します。h は、スカラでなければなりません。
注意
set に対して、任意のプロパティ名とプロパティ値の組合わせ、構造体配列、セル配列を使うことができます。
例題
カレントの Axes の Color プロパティを青に設定します。
set(gca,'Color','b')
プロット内のすべての lines を黒に変更します。
plot(peaks) set(findobj('Type','line'),'Color','k')
コードをより組織化するために、プロパティを構造体に定義することができます。たとえば、つぎのステートメントは、active という構造体を定義し、これは特定の Figure 内の uicontrol オブジェクトに対して用いるプロパティの定義を含みます。この Figure が、カレントの Figure になるとき、MATLAB はカラーを変更し、制御を可能にします。
active.BackgroundColor = [.7 .7 .7];
active.Enable = 'on';
active.ForegroundColor = [0 0 0];
if gcf == control_fig_handle
set(findobj(control_fig_handle,'Type','uicontrol'),active)
end
各オブジェクトのプロパティを異なる値に設定するために、セル配列を使うことができます。たとえば、つぎのステートメントは、3つのプロパティを設定するセル配列を定義します。
PropName(1) = {'BackgroundColor'};
PropName(2) = {'Enable'};
PropName(3) = {'ForegroundColor'};
つぎのステートメントは、3つのオブジェクトの個々に対して3つの値を含むセル配列を定義します(すなわち、3行3列のセル配列)。
PropVal(1,1) = {[.5 .5 .5]};
PropVal(1,2) = {'off'};
PropVal(1,3) = {[.9 .9 .9]};
PropVal(2,1) = {[1 0 0]};
PropVal(2,2) = {'on'};
PropVal(2,3) = {[1 1 1]};
PropVal(3,1) = {[.7 .7 .7]};
PropVal(3,2) = {'on'};
PropVal(3,3) = {[0 0 0]};
set(H,PropName,PropVal)
length(H) = 3 で、各要素は Uicontrol のハンドル番号です。
参考
findobj, gca, gcf, gco, gcbo, get
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