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get

オブジェクトプロパティの取得

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詳細

get(h) は、ハンドル番号 hで識別されるグラフィックスオブジェクトのすべてのプロパティとそれらのカレントの値を出力します。

get(h,'PropertyName') は、h で識別されるグラフィックスオブジェクトのプロパティ'PropertyName'の値を出力します。

<m-by-n value cell array> = get(H,pn) は、mn列のセル配列に、m個のグラフィックスオブジェクトに対するn個のプロパティ値を出力します。ここで、m = length(H) で、npn に含まれるプロパティ名の数に等しくなります。

a = get(h) は、フィールド名がオブジェクトのプロパティ名で、その値が対応するプロパティのカレント値である構造体を出力します。hは、スカラでなければなりません。出力引数を指定しなければ、MATLABはスクリーン上に情報を表示します。

a = get(0,'Factory') は、ユーザが設定可能なすべてのプロパティの作成時に定義されている値を出力します。aは構造体配列で、そのフィールド名はオブジェクトプロパティ名で、そのフィールド値は対応するプロパティの値です。出力引数を指定しなければ、MATLABはスクリーン上に情報を表示します。

a = get(0,'FactoryObjectTypePropertyName') は、指定のオブジェクトタイプに対するプロパティの作成時に定義されている値を出力します。引数FactoryObjectTypePropertyNameは、Factory という単語に、オブジェクトタイプ(たとえば、Figure)とプロパティ名(たとえば、Color)を連結したものです。

a = get(h,'Default') は、オブジェクト h に、カレントに定義されているすべてのデフォルト値を出力します。aは、構造体配列で、そのフィールド名はオブジェクトプロパティ名で、そのフィールド値は対応するプロパティの値です。出力引数を設定しなければ、MATLABは、スクリーン上に情報を表示します。

a = get(h,'DefaultObjectTypePropertyName') は、指定のオブジェクトタイプに対するプロパティの、作成時に定義されている値を出力します。引数DefaultObjectTypePropertyNameは、Default という単語に、オブジェクトタイプ(たとえば、Figure)とプロパティ名(たとえば、Color)を連結したものです。

例題

つぎのステートメントを使って、Rootレベルで定義される Line グラフィックスオブジェクトに対するLineWidth プロパティのデフォルト値を得ることができます。

Axes のすべての子オブジェクト上のプロパティの設定を抽出するために、プロパティ名をもつセル配列を定義します。

変数 output は、次元が length(get(gca,'Children')行4列のセル配列です。

たとえは、つぎのようにタイプインしてください。

参考

findobj, gca, gcf, gco, set

Handle Graphics プロパティ


 genpath getappdata