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BytesAvailableAction

指定したバイト数が入力バッファで利用可能であるか、あるいはターミネータば読み込まれたときに実行するM-ファイルアクション関数を指定します。

詳細

バイト利用可能なイベントの発生時にM-ファイルアクション関数を実行するためにBytesAvailableActionを設定します。バイト利用可能なイベントは、BytesAvailableActionCountプロパティで指定されたバイト数が入力バッファで利用可能か、あるいはBytesAvailableActionModeプロパティで指定されたターミネータが読み込まれた後に発生します。

RecordStatusプロパティ値がonで、バイト利用可能なイベントが発生する場合は、レコードファイルは以下の情報を記録します。

アクション関数の作成方法については、アクション関数の作成と実行を参照してください。

特性

参照のみ
不可
データタイプ
アクション関数


デフォルト値は空文字列です。

例題

シリアルポートCOM1に接続されているTektronix TDS 210 two-channelオシロスコープに対してシリアルポートオブジェクトsを作成します。

入力バッファで40バイトが利用可能であるときM-ファイルアクション関数instractionを実行するようにsを設定します。

sをオシロスコープに接続します。

識別情報を出力する範囲を通知する*IDN?コマンドを書き出します。ReadAsyncModeプロパティのデフォルト値はcontinuousなので、データは機器から利用可能になるとすぐに読み込まれます。

instractionの出力結果は、以下の通りです。.

56バイトが読み込まれ、instractionが1回呼び出されます。結果の表示は以下の通りです。

入力バッファから25バイトを削除し、測定の設定を出力する範囲を通知するMEASUREMENT?コマンドを実行すると仮定します。

instractionの出力結果は、以下の通りです。

入力バッファには102バイトあり、それらの31個は*IDN?コマンドによるものです。instractionは2回呼び出されます。1回目は、40バイトが利用可能で、もう1回は80バイトが利用可能なときです。

参考

関数

record

プロパティ

BytesAvailableActionCount, BytesAvailableActionMode, RecordStatus, Terminator, TransferStatus


 BytesAvailable BytesAvailableActionCount