Mathematics    

散布データの三角メッシュと内挿

MATLABは、最近傍点問題の解析と幾何解析に手助けになるルーチンを用意しています。

関数
詳細
convhull
凸包
convhulln
n-次元の凸包
delaunay
Delaunay三角形作成
delaunay3
3-次元の Delaunay 三角形分割
delaunayn
n-次元の Delaunay 三角形分割
dsearch
最近傍点に対するDelaunay三角形の探索
inpolygon
多角形内部に点が存在すると真
polyarea
多角形の面積
rectint
2つまたはそれ以上の長方形に囲まれた面積
tsearch
最近傍の三角形の探索
voronoi
Voronoiダイアグラム
voronoin
n-次元のVoronoiダイアグラム

この節は、MATLABで与えるseamountデータセットに、つぎの手法を適用します。

Delaunay 三角形

関数delaunayは、ある三角形の領域に含まれているけれども、実際にデータとして存在しない点を一組の三角形として出力します。delaunayを実行するために、MATLABで用意されているseamountデータをロードし、簡単なバラツキのプロットが表示されます。

注意:seamountの情報に関しては、Parker,R.L.,L.Shure,J.Hildebrandの"The Application of Inverse Theory to Seamount Magnetism."(Reviews of GeophysicsVol 25,1987:pp.17-40)を参照してください

Delaunay三角法を適用し、バラツキのあるデータのプロット図に重ね書きします。

コンタプロットも示します。

meshgrid に対する引数は、オリジナルのseamountデータの中のxyの最大値と最小値の範囲を含んでいます。これらのデータを得るには、つぎのステートメントを使ってください。

最近傍点の探索   つぎの2つの関数を使って、Delaunay三角法データから求めます。

Voronoi ダイアグラム

Voronoiダイアグラムは、Delaunay三角法に関連した最近傍点プロット法です。seamountデータに対して、Voronoiダイアグラムは、つぎのステートメントで求めます。

凸包

関数convhullは、データ集合に対して、凸部を構成する点のインデックスを出力します。例えば、seamountデータに対して、凸部を構成する部分を表示しましょう。


  内挿と多次元配列 高次散布データの三角分割と内挿