Signal Processing Toolbox Release Notes

強化された機能

本節は、Signal Processing Toolboxの強化された機能を説明し、以下の節で構成されています。

• FDAToolの機能強化
• SPToolの機能強化
• 機能強化された関数

FDAToolの機能強化

つぎの項目がFDAToolに追加されています。

• 新規のFilter Visualization (fvtool)は、解析->フル表示解析から起動できます。
• 印刷プレビューは、ツールバーのアイコンになっており、MATLABの標準の印刷プレビューを起動します。
• フィルタプロットのライン上をクリックすると、現在の点に関する情報を表示するデータマーカを付け加えます。
• 新規ウィンドウは手法->FIR->WindowおよびWindow Specifications paneのWindowオプションに含まれます。
• C-ヘッダファイルにフィルタ係数をエクスポートする機能(ファイル->Create Header File)が含まれます。
• raised cosineフィルタメソッド(firrcos)は、手法メニューの新規オプションで、Design Filter paneにあります。
• 係数をFDAToolからDeveloper's Kit for TI DSPにダウンロードする機能を提供する、Code Compose Studio^TM IDE のプラグインが含まれます。
• FDAToolは、DSP Blocksetと統合され、Digital Filter Designブロックからアクセス可能です。

SPToolの機能強化

SPTool Filter Viewer and Filter Designerで印刷プレビューし、フィルタ設計を印刷することができます。

機能強化された関数

つぎの関数は、Signal Processing Toolbox 5.1 で機能強化されています。

関数	強化された機能
buffer	倍精度データに加えてすべてのMATLABデータタイプを取ります。
chirp	quadratic chirp操作の形状 (concaveまたはconvex) を指定することが可能です
eqtflength	分子および分母に加えての分子と分母の次数を出力します。
freqzplot	構造体入力に加えて、オプションで文字列入力を受け取ります(例., 'mag')
lpc	線形予測フィルタ係数に加えて、予測誤差分散のベクトルを出力します。
medfilt1	フィルタが機能する行列の次元を指定することができます。
sgolayfilt	フィルタが機能する行列の次元を指定し、行入力に対して行を出力します。これは、filterと整合性があります。

Signal Processing Toolbox 5.1 Release Notes

メジャーバグフィックス