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コサインロールオフParks-McClellan最適FIRフィルタの設計
b=
firrcos(n,F0,df,fs)b = firrcos(n,F0,df,fs,'
bandwidth')
b=
firrcos(n,F0,df) b=
firrcos(n,F0,r,fs,'rolloff') b=
firrcos(...,'type
') b=
firrcos(...,'type
',delay) b=
firrcos(...,'type
',delay,window) [b,a]=
firrcos(...)
詳細
firrcos(n,F0,df,fs)
やb = firrcos(n,F0,df,fs,'
bandwidth')
は、コサインロールオフ遷移帯域をもつn
次のローパス線形位相FIRフィルタを出力します。フィルタは、カットオフ周波数F0
、遷移帯の幅df
、サンプリング周波数fs
をもっています。ここで、周波数の単位は、すべてヘルツです。df
は、F0
± df/2
が0とfs/2
の間に入るので、非常に小さい値でなければなりません。b
の係数は、ノミナルな通過帯域ゲインは、常に1であるように正規化されています。デフォルト値fc = 2
を使用するには、fs
に空ベクトルを設定します。
firrcos(n,F0,df)
は、デフォルトのサンプリング周波数fs = 2
を使用します。
b
は、3番目の引数を遷移帯域幅 =
firrcos(n,F0,r,fs,'rolloff')
df
の代わりにロールオフファクタとしてr
を解釈します。r
は、[0,1]
の範囲の数です。
b
は、 =
firrcos(...,'type
')
'
type'
の設定に依り、ノーマルなコサインロールオフフィルタまたは平方根コサインロールオフフィルタのいずれかを設計します。
'normal'
:通常のコサインロールオフフィルタです。これは、デフォルトで、'type
'引数を[]
とすると、適用されます。'sqrt'
:平方根コサインロールオフフィルタ b
は、 =
firrcos(...,'type
',delay)
[0,n+1]
の範囲の整数の遅れを設定します。デフォルトは、n
が偶数の場合n/2
で、奇数の場合(n+1)/2
です。
b
は、周波数応答のリップルを減衰させるために設計したフィルタに長さ =
firrcos(...,'type
',delay,window)
n
+1のウインドを適用します。window
は、n
+1の長さの列ベクトルです。ウインドを設定しない場合、箱型ウインドウが使われます。デフォルトと異なる遅れをもつウインドウを使うときは、注意が必要です。
[b,a]
は、常に、 =
firrcos(...)
a = 1
を出力します。
例題
Nyquist周波数の0.25のカットオフ周波数と0.25の遷移幅をもつ20次のコサインロールオフFIRフィルタを設計します。
h =
firrcos(20,0.25,0.25);
freqz(h,1)
参考
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ウィンドウベースの有限インパルス応答フィルタの設計 − 標準応答 |
|
ウィンドウベースの有限インパルス応答フィルタの設計 − 任意応答 |
|
条件付き最小2乗線形位相FIRフィルタの設計 |
|
Parks-McClellan最適FIRフィルタの設計 |
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