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gauspuls

ガウス変調正弦波パルス発生器

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詳細

gauspuls は、ガウス変調正弦波パルスを生成します。

yi = gauspuls(t,fc,bw) は、ヘルツ単位で表した中心周波数fcと帯域幅bwをもつ配列tに示した時間に対する単位振幅のGauss RFパルスを出力します。bwは、0より大きくなければなりません。fcのデフォルト値は1000 Hz、bwのデフォルト値は0.5です。

yi = gauspuls(t,fc,bw,bwr) は、正規化した信号のピークに比べて、bwr dBのレベルで測定したとき100*bwの帯域幅をもつ単位振幅のGauss RFパルスを出力します。帯域幅の基準レベルbwrは、ピーク(単位)包絡線振幅未満の基準レベルを示すため、0未満でなければならず、デフォルト値は-6 dBです。

[yi,yq] = gauspuls(…) は、同相パルスの直交パルスを出力します。

[yi,yq,ye] = gauspuls(…) は、RF信号の包絡線を出力します。

tc = gauspuls('cutoff',fc,bw,bwr,tpe) は、後続のパルス包絡線が、ピーク包絡線振幅に比べて、tpe  dBより下になるカットオフ時間tc(0以上)を出力します。後続のパルス包絡線レベルtpeは、ピーク(単位)包絡線振幅未満の基準レベルを示すため、0未満でなければならず、デフォルト値は-60 dBです。

注意

入力引数を空にするか省略すると、入力引数は、デフォルト値に置き換わります。

例題

1 MHzのサンプリングレートで、60 %の帯域幅をもつ50 kHzのGauss RFパルスをプロットします。包絡線がピークから40 dB減衰するところでパルスを打ち切ります。

参考
chirp
時間と共に変化する周波数をもつ余弦波発生器
cos
ベクトル/行列要素の余弦(MATLAB Function Referenceを参照)
diric
Dirichletまたは周期的なsinc関数
pulstran
パルス列発生器
rectpuls
サンプリングされた非周期的な矩形波発生器
sawtooth
ノコギリ波または三角波発生器
sin
ベクトル/行列要素の正弦(MATLAB Function Referenceを参照)
sinc
sincまたはsin(t)/t
square
矩形波発生器
tripuls
サンプリングされた非周期的な三角波発生器


 freqzplot gmonopuls