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MATLABでは、一連のグラフをムービーとしてセーブすることができます。セーブしたグラフは、movie
関数を使って再生できます。MATLABムービーを、他のMATLABワークスペース変数同様、MAT-ファイルフォーマットでセーブしてエクスポートすることも可能です(MATLABムービーに関する情報については、プロットの作成のアニメーション節を参照してください。
一連のMATLABグラフを、MATLABを使わずに表示、保存できるフォーマットでエクスポートするには、AVI(Audio Video Interleaved )フォーマットでフィギュアをセーブします。AVIフォーマットは、アニメーションやビデオクリップをPC上で実行されたWindows システム、UNIX システムで再生することを可能にするフォーマットです。
一連のMATLABグラフをAVIフォーマットのムービーファイルでエクスポートするには、つぎのように行います。
avifile
により、AVIファイルを作成する。
addframe
を使って、AVIファイルに加えます。
close
を使って、AVIファイルを閉じます。
注意 既存のMATLABムービーをAVIファイルに変換するときは、関数movie2avi を使用してください。
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たとえば、つぎのサンプルコードは、一連のMATLABグラフをAVIファイルmymovie.avi
としてエクスポートするものです。コメントとして行の最後に番号が付されていますが、この番号はサンプルコードの後に書かれた注釈の番号と対応しています。
aviobj = avifile('mymovie.avi','fps',5); % 1 for k=1:25 % 2 h = plot(fft(eye(k+16))); set(h,'EraseMode','xor'); axis equal; frame = getframe(gca); aviobj = addframe(aviobj,frame); end aviobj = close(aviobj); % 3
このリストの中のアイテムは、コードサンプルの中の行番号に対応します。
avifile
は、AVIファイルを作成し、AVIファイルオブジェクトに対するハンドルを出力します。AVIファイルオブジェクトは、カラーマップ、圧縮、画質などの、AVIムービーの様々な特性を制御可能にするプロパティをサポートしています。avifile
は、ユーザが特に値を指定しない限り、全てのプロパティについてデフォルト値を使用します(詳細は、リファレンスのavifile
を参照)。たとえば、avifile
へのコールは、秒毎のフレーム数(frames per second:fps
)プロパティを明示的に設定するものです。
for
ループを使います。AVIムービーで一連のグラフをキャプチャーするには、通例、関数addframe
を使用します。しかし、この特別なMATLABアニメーションは、XOR
グラフックスを使っているので、先ずグラフをキャプチャーする関数getframe
を呼び出し、その後に関数addframe
を使って、キャプチャーしたフレームをムービーに追加する作業を行う必要があります。詳細については、addframe
リファレンスページを参照してください。
close
をコールして、フレームをファイルに書き込み、ファイルをクローズします。
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