MATLAB Function Reference    
avifile

新しい Audio Video Interleaved (AVI) ファイルを作成します。

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aviobj = avifile(filename) は、デフォルトの AVI ファイルオブジェクトプロパティを使って、filenameに指定した名前をもつAVI ファイルを作成します。filenameに拡張子を与えない場合、avifile は、拡張子として、.aviをファイル名に付加します。AVI は、オーディオデータやビデオデータを保存するためのファイルフォーマットです。

avifile は、AVIファイルオブジェクトaviobjにハンドルを戻します。このオブジェクトを使って、他の関数の中のAVIファイルを参照できます。AVIファイルオブジェクトは、作成されたAVIファイルをコントロールするプロパティやメソッドをサポートしています。

aviobj = avifile(filename,'Param',Value,'Param',Value,...)は、指定したパラメータ設定をもつAVIファイルを作成します。つぎのテーブルは、利用可能なパラメータを表示しています。

パラメータ

デフォルト
'colormap'
インデックス付き AVI-ムービ用に使われるカラーマップを定義するm行3列の行列です。ここで、mは、256より小さい数字である必要があります(Indeo圧縮を使う場合、236以下です)。MATLABのムービシンタックスと共にaddframeを使かわない限り、addframeをコールする前にこのパラメータを設定する必要があります。
デフォルトのカラーマップはありません。
'compression'
テキスト文字列で、使用する圧縮コードを指定します。


Windows:
'Indeo3'
'Indeo5
'
'Cinepak'
'MSVC'
'None'
Unix:
'None'
Windowsでは、'Indeo3'
Unixでは、
'None'

一般的な圧縮コードを使うには、4キャラクタのコードを指定してください(コードのドキュメントに含まれています)。関数addframe は、指定したカスタム圧縮を見つけることができない場合は、エラーをレポートします。

'fps'
AVIムービのスピードを指定するスカラ値で、単位時間あたりのフレーム数を設定します。
15 fps
'keyframe'
テンポラリの圧縮をサポートするもので、単位時間あたりのキーフレーム数です。
単位時間あたり 2 キーフレーム
'name'
ビデオフレームシステムに対する記述的な名称。このパラメータは、64キャラクタ以内の長さである必要があります。
デフォルトは、ファイル名です。
'quality'
0から100までの数字です。このパラメータは、圧縮していないムービには影響を与えません。大きな値は、より高いビデオ品質で、より長いファイルサイズになります。逆に、小さい値は、より低いビデオ品質で、より短いファイルサイズになります。
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ユーザは、構造体シンタックスを使って、AVIオブジェクトプロパティを設定できます。たとえば、qualityプロパティを100として、つぎのシンタックスを使います。

例題

つぎの例題は、AVIファイルexample.aviを作成するための関数avifileの使い方を示すものです。

参考

addframe, close, movie2avi


 auwrite aviinfo