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クリップボードに出力

ユーザは、フィギュアの Edit メニュー、または、コマンドラインから、グラフィックフォーマット付きでフィギュアをクリップボードに出力することができます。クリップボードに出力する場合に、二つのグラフィックフォーマット、MEMF カラーベクトル(-dmeta)、または、BMP 8-ビットカラービットマップ(-dbitmap)のどちらかを選択することができます。メニューを使用する場合、使用するフォーマットのどちらかをMATLABに選択させます。

 

デフォルトでは、フィギュアを表示するのに用いられるレンダリング方法に基づき、フォーマットが選択されます。もし、フィギュアがOpenGL、あるいは、Z-bufferレンダラで表示されるときは、Windowsビットマップがデフォルトです。フィギュアがPainterレンダラで表示されるときは、EMFフォーマットが使用されます。

Editメニューから

カレントのフィギュアをクリップボードに出力するには、フィギュアウインドウの編集(Edit)メニューからフィギュアのコピー(Copy Figure)を選択してください。

フィギュアを出力する前に、フィギュアの設定を調整するために、フィギュアコピーテンプレートプリファレンス(Figure Copy Template Preferences) パネルと、コピーオプションプレファレンス(Copy Options Preferences) パネルを使うことができます。これらの設定は、ページ設定(Page Setup) ダイアログボックス、または、set コマンドを使って、書き換えることができます。これらのパネルを使って行なったいくつかの設定は、スクリーン上のフィギュアの外観も変更します。ファイル(File)メニューからプリファレンス(Preferences)パネルを起動することができます。

フィギュアコピーテンプレートプリファレンス(Figure Copy Template Preferences)    このパネルを使って、カレントフィギュアにテンプレートを適用できます。Apply to Figureをクリックすると、テンプレートは、出力したいフィギュアになるように、スクリーンフィギュアを変更します。フィギュアの再保存(Restore Figure) をクリックして、フィギュアをそのオリジナルの状態で再保存できます。

コピーオプションプリファレンス(Copy Options Preferences)   このパネルを使って、フィギュアの設定を調整することができます。これらの変更は、ページ設定(Page Setup) ダイアログボックス、または、setコマンドを使って行なえます。これらは、スクリーン上でのフィギュアの外観には、影響を与えません。

コマンドラインから

printコマンドを使って、フィギュアをグラフィックフォーマット付きで、クリップボードに出力することができます。ここで、ファイル名を指定することはできません。

ここで、コマンド引数は、つぎのものです。

-device
クリップボードにフィギュアを描画するときに使用するグラフィックフォーマット

-dmeta
EMF カラーベクトルフォーマット

-dbitmap
BMP 8-ビットカラービットマップ
-options
出力するフィギュアの外観をコントロールするオプションを指定します。出力するフィギュアも指定することができます。関数setを使って設定するプロパティと違って、これらの値は、フィギュアと共に保存することはできません。ユーザは、フィギュアを出力する度にこれらを設定する必要があります。共通に使用するオプションは、つぎのものです。

-fhandle
出力するフィギュアのハンドル。2番目のフィギュアに対して、-f2と設定します。デフォルトでは、MATLABは、最後にアクティブであったフィギュアを出力します。

-noui
uicontrolsの印刷を省略します。

サポートしているオプションの一覧は、printのリファレンスページを参照してください。


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