Graphics    

コマンドラインから

MATLABフィギュアをコマンドライン、または、プログラムから印刷できます。関数 setを使って、印刷されるフィギュアの外観をコントロールするプロパティを設定することができます。printコマンドを使って、プリンタに印刷したり、ファイルに出力します。

関数 set

関数set は、印刷されるフィギュアの外観をコントロールするプロパティ値を変更します。これらのプロパティは、そのフィギュアに関連した構造体 gcf の中に含まれています。プロパティの一つを変更すると、あたらしい値が、フィギュアと共に保存され、再度設定を変更するまで、フィギュアの印刷に影響します。

カレントフィギュアの印刷プロパティを変更するには、つぎの型のset コマンドを使います。

ここでgcfは、カレントフィギュアのハンドルを得るための呼び出しを行います。プロパティの名前と値の組は、どのプロパティにどの値を設定するか示すものです。プロパティの値は、プロパティ名の後に続いてかきます。たとえば、次のコマンド

は、数量に関する単位と用紙サイズの設定を行います。フィギュアの設定の変更 は、一般に使用されている印刷プロパティを記述しています。 プロパティの一覧については、Figure プロパティ を参照してください。

getコマンドを使って、指定したプロパティの値を取得することができます。

print コマンド

print コマンドは、フィギュアをプリンタに送り、それをファイルに保存し、また、グラフィックフォーマットファイルに出力したり、クリップボードに出力したりします。

print コマンドと関数型は、書式が少し異なります。このドキュメントでは、コマンド型を使っていますが、プログラムの中で、等価な関数型を簡単に使用することができます。両方の型で、すべての引数は、オプションで、設定順も任意です。

printのコマンド型は、つぎのようになります。

printの関数型は、つぎのようになります。

ここで、

-device
印刷では、-device はプリンタ。
出力では、-device は、フィギュアを出力するグラフィックフォーマットです。
-options
印刷されるフィギュアの外観をコントロールします。印刷た出力されるフィギュアの指定や、与える挙動もコントロールします。
filename
フィギュアが保存、付加、出力されるファイルの名前

printコマンド、または、print関数を使って、つぎのことが可能になります。

フィギュアをプリンタに印刷
ファイル名を指定しないで、プリンタを指定
後での印刷用にフィギュアをファイルに出力
ファイル名を指定、そして、グラフィックフォーマットを指定
フィギュアをグラフィックフォーマットファイルに出力し、後で、アプリケーションに読み込む
ファイル名を指定し、グラフィックフォーマットを指定
グラフィックフォーマットでフィギュアをクリップボードに出力
ファイル名を指定せず、プリンタを指定


  印刷ダイアログボックスの使用 フィギュア設定の変更