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フィギュア設定の変更
この節は、つぎの事柄を変更するために、ページ設定(Page Setup)ダイアログボックス、または、コマンドラインの使い方を説明します。
Printing Options、Document Propertiesダイアログボックス、または、コマンドラインを用いて、これらの設定を制御することができます。
注意: 印刷設定を変更するときに使用するダイアログボックスについて、印刷ダイアログボックスの使用を、コマンドや関数に関する情報については、コマンドラインからを参照してください。 |
例題
ここで扱う例題は、Windows、UNIXメニューや、コマンドラインから指定した設定を変更する方法を示すものです。
フィギュアのサイズ
つぎのプロパティは、ページに印刷するフィギュアのサイズをコントロールします。いくつかの場合、位置もコントロールします。位置をコントロールするプロパティについては、ページ上でのフィギュアの位置
を参照してください。
ぺージ上のフィギュアの位置
つぎのプロパティは、印刷するフィギュアのページ上の位置をコントロールします。
数量に関する単位
つぎのプロパティは、ダイアログボックスで示される、または、コマンドラインで戻される印刷フィギュアのサイズと位置を記述するすべての値に関連した単位をコントロールします。
用紙のサイズとタイプ
つぎのプロパティを使って、フィギュアが印刷される用紙のタイプやサイズを選択できます。
挙動 |
ページ設定ダイアログボックス |
コマンドライン |
用紙のタイプの設定 |
用紙(Paper) タブ。 Paper sizeの下のリストを使って、前もって定義されている"用紙タイプ"のリストから選択します。用紙の(幅)Width
と (高さ)Height
フィールドは、ユーザが選択した用紙タイプの大きさを反映して、自動的に更新されます。 Windowsユーザに対して、リストには、カレントのプリンタでサポートされている用紙のタイプを示しています。UNIX ユーザに対しては、MATLABの組み込みの用紙のタイプを示しています。デフォルトでは、MATLABは、使用可能な場合、portrait フォーマットで、8.5 x 11.0 インチの用紙を選択します。 |
PaperType
プロパティを設定します。使用可能な値は、'usletter' (8.5 x
11 インチ)、'uslegal' (11 x 14 インチ)、'tabloid' (11 x
17 インチ)、'A4' (210 x 297 mm)です。用紙タイプのリストの詳細は、Figure プロパティ リファレンスページを参照してください。 |
用紙の幅と高さを設定 |
ユーザが、用紙サイズ(Paper size)リストの中で適切な用紙タイプが見つからない場合、用紙(Paper)
タブ。 幅(Width) と (高さ)Heightフィールドに希望する用紙の幅と高さを設定します。用紙サイズ(Paper
size)は、<custom> の用紙タイプを示すために、自動的に更新されます。用紙タイプを<custom> に設定すると、用紙サイズは、プリンタで設定されます。 |
用紙サイズ(PaperSize) プロパティに、2-要素ベクトル[paperwidth,
paperheight] を設定してください。 |
用紙の方向を設定 |
用紙(Paper) タブ。 方向(Orientation)オプションボタンの一つをクリックします。 Portrait - は、用紙の長い方を、フィギュアに関して垂直になるように設定します。 Landscape - は、平行になるように設定します。 Rotated -は、landscape方向から180º 、用紙の回転と等価です。Rotatedが、カレントのプリンタでサポートされていない場合、フィギュアは、landscape方向に印刷します。 |
PaperOrientation
プロパティを参照してください。使用可能な値は、'portrait' 、'landscape' 、'rotated' です。デフォルトは、'portrait' です。 |
ライン、テキスト、バックグランドの属性
デフォルトでは、MATLABは、フィギュアのバックグランドを白にし、フィギュアの中で使用するカラーを減らさないようにしています。これらのプロパティを書き換えて、デフォルトの挙動を変更することができます。
挙動 |
ページ設定ダイアログボックス |
コマンドライン |
LineとTextオブジェクトを黒白にする |
ラインとテキスト タブ。 ラインとテキスト
タブの中の黒白(Black and white)
オプションをクリックします。ラインとテキストは、バックブランドカラーに依存して、すべて黒、または、白で印刷されます。この設定は、黒白プリンタを使用する場合に推薦できるものです。これは、色付きのラインやテキストが、灰色にデザイアリングされて、細いラインやテキストキャラクタに適切でない場合が多いためです。
|
デバイスを黒白プリンタ、または、グラフィックフォーマットのいずれかとして指定します。
プリンタ(たとえば、デバイス)やグラフィックフォーマットのリストは、print のリファレンスページを参照してください。 |
ラインとテキストに対して、スクリーンでのカラーを維持 |
ラインとテキスト(Line and Text) タブ。
ラインとテキスト(Line and Text) タブのカラー(変換なし)(Color
(don't convert))オプションをクリックします。テキストと実線の色付きラインは、スクリーンで表示されている同じ色で印刷されます。黒白プリンタを使用する場合、ユーザのてきすと、実線の色付きラインはすべて、グレーのシェード付きに変換されます。 |
これは、デフォルトです。 |
フィギュアのバックグランドを白に設定 |
Axesとフィギュア(Axes and Figure) タブ。Axesとフィギュア(Axes
and Figure) タブのバックグランドを白にする(Force white
background)オプションをクリックします。MATLABは、白のaxesをもつフィギュアとフィギュアのバックグランドを印刷します。この設定は、トナーの節約になり、印刷結果も良く見えることが多くなります。 |
InvertHardCopy プロパティを'on' にします。これは、デフォルトです。 |
フィギュアのバックグランドをスクリーンのカラーと一致 |
Axesとフィギュア(Axes and Figure) タブ。Axesとフィギュア(Axes
and Figure)タブの中のスクリーンバックグランドカラーの維持(Keep
screen background color) オプションをクリックします。MATLABは、axesとフィギュアのバックグランド共にスクリーンカラーを使って、フィギュアを印刷します。このオプションを選択して、黒白プリンタを使う場合、バックグランドカラーは、グレーのシェードにデザイアリングします。 |
InvertHardCopy プロパティを'off' に設定します。 |
Axes、刻みマーク、Uicontrols
デフォルトでは、MATLABは、印刷するフィギュアのサイズをベースに刻みマークやaxesの範囲を再計算します。フィギュアの中に、uicontrolsも含んだままです。これらのプロパティは、デフォルトの挙動を書き換えることができます。
挙動 |
ページ設定ダイアログボックス |
コマンドライン |
axesの範囲と刻みの再計算 |
Axesとフィギュア(Axes and Tab) タブ。Axesの範囲と刻みの再計算(Recompute
axes limits and ticks) オプションをクリックします。MATLABは、印刷するフィギュアのサイズをベースにaxesの刻みマークの数や位置、範囲をスケーリングします。 注意: UNIX 印刷(Print)ダイアログボックスの中でも、この変更を行なうことができます。 |
XTickMode 、YTickMode 、ZTickMode
プロパティに、'auto' を設定してください。これは、デフォルトです。 |
スクリーンの範囲と刻みを維持 |
Axesとフィギュア(Axes and Figure) タブ。スクリーンの範囲と刻みを維持(Keep
screen limits and ticks)オプションをクリックします。MATLABは、スクリーンのフィギュアと同じ刻みの数、範囲をもつフィギュアを印刷します。 注意: UNIX 印刷(Print)ダイアログボックスの中でも、この変更を行なうことができます。 |
XTickMode 、YTickMode 、ZTickMode
プロパティを'マニュアル' に設定します。 |
UI controlsの印刷を維持、または、削除 |
Axesとフィギュア(Axes and Figure)
タブ。印刷するフィギュアの中に、uicontrolを表示したくない場合、Print
UIControlsを非選択にします。このチェックボックスの選択状態をそのままにすると、フィギュアの中の
uicontrolが印刷出力の中に表れます。 Uicontrols は、フィギュアに付加できる push buttons, listboxes, sliders, pop-up menus, editable text boxes, check boxes を含みます。 uicontrol
リファレンスページを参照してください。 |
print -noui を使用すると、uicontrolsは削除されます。デフォルトは、維持です。 |
フィギュアのレンダリング
レンダリングは、ファイルの中にスクリーンで見えるフィギュアを描画する、または、プリンタにそれをフォーマットするソフトウエアとハードウエアです。デフォルトでは、MATLABは、レンダラを選択します。
挙動 |
ページ設定ダイアログボックス |
コマンドライン |
MATLABにレンダラを選択させる |
Axesとフィギュア(Axes and Figure) タブ。フィギュアレンダラ(Figure
renderer) リストの中に、デフォルト(Default) (auto mode)
を設定します。MATLABは、フィギュアの複雑さと種々のHandle Graphics
プロパティの設定の複雑さwpベースにレンダリング法を選択します。この設定は、通常、満足のいく結果を得ます。 MATLABの autoselection criteriaに関する情報は、Figureプロパティのリファレンスページを参照してください。 |
これは、デフォルトです。 |
固有したレンダラの選択 |
Axesとフィギュア(Axes and Figure) タブ。
MATLAB は、フィギュアをレンダリングするために、Figure rendererリストから選択したレンダラを使います。ベクトルグラフィックを使って印刷したい場合、Painter'sを選択します。ラスタビットマッププリンタの場合は、Z-buffer
を選択します。 |
Renderer プロパティに、'painters' 、'zbuffer' 、
'OpenGL' を設定してください。 |
注意 印刷のために、ページ設定を用いて選択されたレンダラーは、コマンドラインで選択されたレンダラーに優先します。しかし、レンダラーがページ設定でデフォルト(自動モード)に設定されるとき、ユーザは印刷レンダラーをコマンドラインで設定してください。 |
注意 ユーザが使用できるレンダラーは、プリンタードライバや出力形式で制限される場合があります。renderer supportの表を参照してください。 |
setting the rendering methodの詳細は、以下を参照してください。
![]() |
コマンドラインから | フィギュアの印刷 | ![]() |