Signal Processing Toolbox    
ifft

1次元逆高速フーリエ変換

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詳細

ifftは、ベクトルまたは配列の逆フーリエ変換を計算します。この関数は、次式によって与えられる逆変換を実現します。

ここで、WN = e-j(2p/N)N = length(x)です。MATLABのベクトル表現は、0から(N-1)ではなく、1からN であるため、級数は、通常のnおよびkの代わりに、(n + 1)および(k + 1)でインデックスが付けられます。

y = ifft(x) は、ベクトルxの逆フーリエ変換です。xが配列の場合、yは行列の各列の逆FFTを計算します。

y = ifft(x,n) は、n点の逆FFTです。xの長さがn未満の場合、ifftは、xの後ろにゼロを付加し長さをnにします。xの長さがnを越えていれば、ifftn以上の長さのデータ列xを切り捨てます。xが配列の場合、ifftは同じ方法で、列の長さを調整します。

アルゴリズム

ifftは、MATLAB基本モジュールに含まれています。

ifftはMファイルです。ifftのアルゴリズムは、符号が変わっていることとスケールファクタがn = length(x)であることを除けばfftと同じです。実行時間は、nが2のベキ乗の場合は速く、大きな素数の場合は遅くなります。

参考
fft
1次元高速フーリエ変換
fft2
2次元高速フーリエ変換
fftshift
fftおよびfft2の並べ替え
ifft2
2次元逆高速フーリエ変換


 idct ifft2