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sgrid sgrid(z,wn)
詳細
sgrid
は、0.1のステップで、0から1までの定減衰係数と 1ラジアン/秒のステップで、0から10ラジアン/秒までの固有周波数のグリッドを作成し、カレント軸上にグリッドをプロットします。カレント軸に連続系s平面の根軌跡図または極-零点配置図が含まれている場合、sgrid
は、プロット上にグリッドを重ね描きます。
sgrid(z,wn)
は、ベクトルz
およびwn
に、それぞれ設定された減衰係数と固有周波数の各値を使って、定数減衰係数と固有周波数ラインのグリッドをプロットします。カレント軸に、連続系s面の根軌跡図または極-零点配置図が含まれている場合、sgrid(z,wn)
は、プロット上にグリッドを重ね描きます。
例題
つぎのシステムに対して、根軌跡上でs平面グリッドラインをプロットします。
H = tf([2 5 1],[1 2 3])MATLABは、つぎの出力を行います。
Transfer function: 2 s^2 + 5 s + 1 --------------- s^2 + 2 s + 3 rlocus(H) sgrid
制限
sgrid
は、根軌跡や極-零点配置図をプロットしたものかどうかは判定しません。従って、Step応答のようなプロットでも、意味のないs平面グリッドを重ねてしまいます。さらに、sgrid
は、カレント軸の範囲の大きさを変更しません。従って、s平面の左半分が軸範囲に含まれない場合、s平面のグリッドは表示されないことがあります。
参考
pzmap
極-零点配置図
rlocus
根軌跡プロット
zgrid
z平面グリッドラインの作成
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