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Value = get(sys,'PropertyName
')
get(sys)
Struct = get(sys)
詳細
は、LTIモデルValue = get(sys,'
PropertyName
')
sys
のプロパティPropertyNameのカレント値を出力します。文字列'
PropertyName
'
は、プロパティのフルネーム(たとえば'UserData'
)でも、あるいは大文字小文字の区別を行なわないあいまいでない略語(たとえば 'user'
)でも構いません。任意の基本的なLTIプロパティかモデルsysに固有の任意のプロパティを設定することができます(基本的なLTIプロパティおよびモデル固有のLTIプロパティの詳細については、マニュアルの"LTIプロパティ"を参照してください)。
Struct = get(sys)
は、TF、SS、または、ZPKオブジェクトsys
を、フィールド名としてプロパティ名を、フィールド値としてプロパティ値をもつ標準のMATLAB構造体に変換します。
get(sys)
例題
h = tf(1,[1 2],0.1,'inputname','voltage','user','hello')で、定義される離散系SISO伝達関数を考えます。
get(h) num = {[0 1]} den = {[1 2]} Variable = 'z' Ts = 0.1 InputDelay = 0 OutputDelay = 0 ioDelay = 0 InputName = {'voltage'} OutputName = {''} InputGroup = {0x2 cell} OutputGroup = {0x2 cell} Notes = {} UserData = 'hello'
get(h,'num') ans = [1x2 double]
get(h,'ts') ans = 0.1000
のように、伝達関数の分子とサンプル時間値のみを抽出することもできます。分子データ(num
プロパティ)は、常にセル配列として格納されるので、最初のコマンドは、行ベクトル[0 1]
を含むセル配列に対して、処理を行います。
注意事項
Value = get(sys,'PropertyName
')
Value = sys.PropertyName
sys.Ts sys.a sys.user
では、サンプル時間、行列、(状態空間)モデル
sys
のUserData
プロパティの値が出力されます。
参考
frdata
周波数応答データへのクイックアクセス
set
LTIプロパティの設定と変更
ssdata
状態空間データへのクイックアクセス
tfdata
伝達関数データへのクイックアクセス
zpkdata
零点-極-ゲインデータへのクイックアクセス
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