Control System Toolbox関数リファレンス    
drmodel, drss

安定したランダムな離散テストモデルの作成

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sys = drss(n,p,m,s1,...sn)

詳細

sys = drss(n) は、1つの入力と1つの出力をもつランダムなn次の安定モデルを作成し、状態空間オブジェクトsysにモデルを出力します。

drss(n,p) は、1つの入力とp個の出力をもつランダムな n次の安定モデルを作成します。

drss(n,m,p) は、m個の入力とp個の出力をもつランダムな n次の安定モデルを作成します。

drss(n,p,m,s1,...sn) は、m個の入力とp個の出力をもつランダムな n次の安定モデルのs1sn列の配列を作成します。

すべての場合、drssが出力する離散時間状態空間モデルまたは配列は、設定したサンプリング時間を設定していません。伝達関数または零点-極-ゲインシステムを作成するには、tfまたはzpkを使って sysを変換します。

drmodel(n) は、ランダムなn次安定モデルを作成し、設定した出力引数の数に基づいて伝達関数の分子numと分母denを出力するか、または、状態空間行列ABCDを出力します。結果として、得られるモデルは、常に1つの入力と1つの出力をもっています。

[A,B,C,D] = drmodel(n,m,p) は、m 個の入力とp 個の出力のランダムな n次の安定状態空間モデルを作成します。

例題

3つの状態、2つの入力、2つの出力をもつランダムな離散LTIシステムを作成します。

参考
rmodel, rss 安定したランダムな連続テストモデルの作成

tf          LTIシステムを伝達関数型に変換

zpk         LTIシステムを零点-極-ゲイン型に変換


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