Control System Toolbox関数リファレンス    
append

入力および出力を付加することによって、LTIモデルのグループ化

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append は、LTIモデルsys1,...,sysNの入力および出力を付加して、下図のような拡大モデルを作成します。

伝達関数 ,...,をもつシステムの場合、結果として得られるシステムsysは、つぎのようなブロック対角化伝達関数になります。

データおよびの状態空間モデルsys1およびsys2に対して、append(sys1,sys2)は、つぎの状態空間モデルを作成します。

引数

入力引数sys1,..., sysNは、任意のタイプのLTIモデルを使うことができます。正則行列を静的ゲインの表現として使うことができますが、入力引数には少なくとも1つのLTIオブジェクトがなければなりません。LTI モデルは、すべてが連続か、または、すべてが同じサンプル時間をもつ離散かのいずれかでなければなりません。異なるタイプのモデルを付加する場合、結果として得られるタイプは、優先ルール(詳細については、マニュアルの"設定"を参照)によって決まります。

入力数に制限はありません。

例題

コマンド

は、つぎの状態空間モデルを作成します。

参考
connect     ブロック線図結合によるモデル化

feedback    フィードバック結合

parallel    並列結合

series      直列結合


 acker augstate