MATLAB Function Reference    
hist

ヒストグラム図

表示

詳細

ヒストグラムは、データ値の分布を示します。

n = hist(Y) は、10個の等間隔のコンテナ内にデータを分散し、各コンテナ内の要素数を出力して、Y の要素のヒストグラムを描画します。Y が行列の場合、hist は、列単位で機能します。

n = hist(Y,x) は、length(x) 個のビンに関して、個々のビンの中心を x で設定された値とし、そのビンに入るY の要素数の分布を出力します。ここで、x はベクトルです。たとえば、x が5要素ベクトルの場合、hist は、x の中の要素を、x-軸での中心とする5つのビンに Y の要素を振り分けます。ビンの中心を設定する代わりに、ビンのエッジを指定する、より一般的なものについては、histc を使ってください。

n = hist(Y,nbins) は、ビンの数を nbins に設定します。ここで、nbinsは、スカラです。

[n,xout] = hist(...) は、ビンの位置と頻度を含む nxout ベクトルを出力します。関数 bar(xout,n) を使って、ヒストグラムをプロットできます。bar(xout,n) を使って、ヒストグラムをプロットします。

hist(...) 自身では、上で記述した出力のヒストグラム図を作成します。hist は、x-軸に沿って、Y の最小値と最大値の間で、ビンを分割します。

注意

ベクトルYまたは行列Yの1つの列の中のすべての要素は、数値範囲に従って、グループ化されます。各グループは1個のビンとして示されます。

ヒストグラムのx軸は、Yの値の範囲を反映します。ヒストグラムのy軸は、グループに属する要素の数を示します。そのため、y軸の範囲は、0からビンが表す最大要素数までになります。

ヒストグラムは、Patchグラフィックオブジェクトを使って作成されます。グラフの色を変更したい場合は、Patchのプロパティを設定できます。詳細は"例題"を参照してください。デフォルトでは、グラフの色はカレントのカラーマップにより制御され、カラーマップ内の最初の色をビンの色に割り当てます。

例題

ガウス分布するデータから、釣り鐘状のヒストグラムを作成します。

ビンが赤で、ビンのエッジが白になるように、グラフの色を変更します。

参考

bar,ColorSpec,histc,patch,stairs


 hilb histc