MATLAB Function Reference

camdolly

カメラの位置とターゲットを移動

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camdolly(dx,dy,dz)
camdolly(dx,dy,dz,'targetmode')
camdolly(dx,dy,dz,'targetmode','coordsys')
camdolly(axes_handle,...)

詳細

は、カメラの位置とカメラのターゲットを指定した量だけ移動します。

camdolly(dx,dy,dz) は、カメラの座標系で指定された量だけカメラの位置とカメラのターゲットを移動します(詳細は、"座標系"を参照してください)。

camdolly(dx,dy,dz,'targetmode') で、引数targetmodeは、MATLABがターゲットを移動する方法を指定する2つの値をもちます。

• movetarget (デフォルト) - カメラとターゲットの両方を移動
• fixtarget -　カメラのみを移動

camdolly(dx,dy,dz,'targetmode','coordsys') で、引数coordsys は、MATLABがdx, dy, dzを解釈する方法を指定する3つの値をもちます。

座標系

• camera (デフォルト) - カメラの座標系内で移動。dxは左右、dyは上下、dz は視点軸に沿って移動します。単位は表示に正規化されます。

たとえば、dxを1に設定すると、カメラは右に移動し、axesのpositionによって設定される長方形のボックスの左端に表示が移動します。負の値は、表示を反対方向に移動します。dzを.5に設定すると、カメラはカメラの位置とカメラのターゲットの中間に移動します。

• pixels - dxとdyをピクセルのオフセットと解釈します。dzは、無視されます。
• data - dx, dy, dzをaxesのデータ座標で解釈します。

camdolly(axes_handle,...) は、最初の引数axes_handleで識別されるaxesで操作を行います。axesのハンドル番号を指定しないときは、camdollyは、カレントのaxesで操作を行います。

注意

camdollyは、AxesのCameraPosition と CameraTarget プロパティを設定し、CameraPositionModeとCameraTargetModeプロパティをmanualに設定します。

例題

つぎの例は、カメラをステップ毎にx-軸とy-軸に沿って移動します。

surf(peaks)
axis vis3d
t = 0:pi/20:2*pi;
dx = sin(t)./40;
dy = cos(t)./40;
for i = 1:length(t);
    camdolly(dx(i),dy(i),0)
    drawnow
end

参考

axes, campos, camproj, camtarget, camup, camva

axes プロパティ CameraPosition, CameraTarget, CameraUpVector, CameraViewAngle, Projection

カメラプロパティの詳細は、Defining Scenes with Camera Graphics を参照してください。

calendar

camlight