MATLAB Function Reference | ![]() ![]() |
表示
axis([xmin xmax ymin ymax])
axis([xmin xmax ymin ymax zmin zmax cmin cmax])
v = axis
axis auto
axis manual
axis tight
axis fill
axis ij
axis xy
axis equal
axis image
axis square
axis vis3d
axis normal
axis off
axis on
[mode,visibility,direction] = axis('state')
詳細
axis
は、Axesプロパティで通常使われるプロパティを操作します(詳細は、"アルゴリズム"を参照してください)。
axis([xmin xmax ymin ymax])
は、カレント Axes の x軸と y軸の範囲を設定します。
axis([xmin xmax ymin ymax zmin zmax cmin cmax])
は、カレント Axes(caxis
を参照) のx軸、y軸、z軸の範囲を設定します。
v = axis
は、x,y,z軸に対するスケーリングファクタを含む行ベクトルを出力します。v
は、カレント Axes が 2 次元か 3次元かにより 4 要素または 6要素になります。出力される値は、カレント Axesの XLim,YLim,ZLim
プロパティです。
axis auto
は、カレントの Axesの範囲を計算するデフォルトの方法として、x,y,z
データの最小値と最大値をベースにしています。また、この方法でx軸、y軸、z軸の範囲を指定の軸だけに適用することができます。たとえば、axis 'auto x'
は、x 軸の範囲のみ自動的に設定し、axis 'auto yz'
は、 y 軸、 z 軸の範囲を自動的に設定します。
axis manual
と axis(axis)
は、カレントの範囲にスケーリングを固定します。そして、これをホールド状態にすると、これに続いてプロットするものは、同じ範囲を使います。これは、マニュアルでは、XLimMode,YLimMode,ZLimMode
プロパティをmanual
に設定します。
axis tight
は、データ単位が各方向で同じになるように縦横比を設定します。
axis fill
は、軸の範囲をデータの範囲に設定します。
axis ij
は、左上隅に座標系の原点をもつシステムです。i 軸は上から下の垂直方向で、j 軸は左から右への水平方向です。
axis xy
は、左下隅に座標系の原点をもつデフォルトの直交座標軸のグラフです。x 軸は、左から右の水平方向で、y 軸は、下から上への垂直方向です。
axis equal
は、各方向でデータ単位が等しくなるように各軸の縦横比を設定します。x軸、y 軸、 z 軸の比は、x,y,z方向の中でデータ単位の範囲に従って自動的に調整されます。
axis image
は、プロットボックスがデータの周囲にぴったりあっていることを除けば、axis equal
と同じです。
axis square
は、カレントの Axes領域を正方形にするものです(3次元の場合は、立方体です)。MATLAB は、x 軸、y軸、z 軸の長さが等しくなるようにデータ単位間の増加量の調整を行います。
axis vis3d
は、3次元オブジェクトの回転を可能にするために、縦横比のプロパティを固定し、stretch-to-fillを無視します。
axis normal
は、Axes の軸の縦横比とAxes上に表現されるデータ単位の縦横比を、プロットブロック内を満たすように自動的に調整します。
axis off
は、軸のライン、目盛り、ラベルを取り去ります。
[mode,visibility,direction] = axis('state')
は、Axesプロパティのカレント設定を示す3 つの文字列を出力します。
出力引数 |
Strings Returned |
|
|
|
|
|
|
XLimMode,YLimMode,ZLimMode
は、すべてを auto
に設定すると、mode
は'auto'
になります。XLimMode,YLimMode,ZLimMode
のいずれかがmanual
ならば、 mode
は'manual'
になります。
例題
x = 0:.025:pi/2; plot(x,tan(x),'-ro')
は、左図に示すように 1000 を超えるものを表示するため、ymax = tan(1.57)
を使って自動スケーリングしています。
axis([0 pi/2 0 5])極端に大きいものを取り除いた全体像が、より細かく表示されます。
![]()
アルゴリズム
x, y, z軸に最小値と最大値を設定しようとするとき、axis
はカレント Axes に対する XLim,YLim,ZLim
プロパティに引数リストの中の各々の最小値と最大値を設定します。さらに、カレントAxes の XLimMode,YLimMode,ZLimMode
を manual
に設定します。
axis auto
は、カレントの Axes のXLimiMode,YLimMode,ZLimMode
プロパティを'auto'
に設定します。
axis manual
は、カレントの Axes のXLimiMode,YLimMode,ZLimMode
プロパティを 'manual'
に設定します。
つぎの表は、axis equal,axis normal,axis square,axis image
により設定された Axesプロパティ値を表しています。
参考
axesグラフィックスオブジェクトのプロパティ
![]() | Axes Properties | balance | ![]() |