| Programming with MATLAB |
setメソッドとgetメソッド
setメソッドとget
メソッドは、あるケースで、オブジェクトデータにアクセスする便利な方法です。たとえば、(既存のMATLABのlineオブジェクトとpatchオブジェクトから構成されている)グラフ上に表示した矢印のオブジェクトを定義するクラスを作成することを考えましょう。
矛盾しないインタフェースを作成するため、組み込みのグラフィックスオブジェクト上に適用されるMATLABのset関数とget関数を使って、矢印オブジェクト上に適用されるsetメソッドとget
メソッドを定義できます。setとget
は、それらが実行する演算と同じものですが、ユーザはオブジェクトの内部と切り離されます。
setメソッドとgetメソッドの例題
setメソッドとgetメソッドの例題は、つぎの節を参照してください。
プロパティ名メソッド
一般的なsetメソッドを変更して、個々のプロパティの代入を取り扱うメソッドを記述することができます。メソッドは、プロパティ名と同じ名前をもっています。
たとえば、雇用データを表わすオブジェクトを作成するクラスを定義する場合、
雇用オブジェクトの中にsalaryと呼ばれるフィールドをもたせます。そして、雇用オブジェクトと値を入力引数とし、設定し値の組をもつオブジェクトを出力させる
salary.mと言われるメソッドを定義します。
| オブジェクトデータのアクセス | subsrefとsubsasgnを使用したインデックス付きリファレンス |