Programming with MATLAB    

オブジェクトデータのアクセス

ユーザのクラスに対して、オブジェクトデータへのアクセスのためのメソッドを記述する必要があります。Accessorメソッドは、種々のアプローチを使いますが、オブジェクトデータを変更するすべてのメソッドは、入力引数として一つのオブジェクトを受け入れ、変更したデータをもつ新しいオブジェクトを出力します。これは、MATLABがリファレンス(たとえば、ポインタ)により渡される引数をサポートしていないから、必要なことです。関数は、オブジェクトのプライベート、テンポラリコピーのみを変更できます。そのため、存在しているオブジェクトを変更するために、新しいオブジェクトを作成し、古いオブジェクトと置き換える必要があります。

つぎの節は、set, get, subsasgn, subsrefメソッドに対する実現手法に対する詳細を示 します。


  displayメソッド setメソッドとgetメソッド