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グラフィカルユーザインタフェース(GUIDE)の作成機能
MATLAB 6.5は、以下のGUIの機能を追加しています。
GUIDEにより生成される関連M-ファイルは、Release 13では以下の違いがあります。
varargin
引数を含みません。コールバックサブ関数にさらに引数を追加したい場合は、関数定義に引数を追加しなければなりません。
以下の節では、より詳細に関連するM-ファイルの変更点を説明しています。
アプリケーションM-ファイルの新規呼び出しシンタックス. 以下のシンタックスを使ってアプリケーションM-ファイルを呼び出すことができます。
my_gui my_gui('CallbackName',..) my_gui('PropertyName',PropertyValue,...) my_gui(UserArgs,...) my_gui('PropertyName',PropertyValue,...,UserArgs,...)
my_gui は、引数なしでGUIを起動します(pre-Beta2と同じです)。
my_gui('CallbackName',..) は、指定したサブ関数コールバックを呼び出します。GUIDEは、コンポーネントのコールバックプロパティに対してこのシンタックスを使います(pre-Beta2と同じです)。
my_gui('PropertyName',PropertyValue,...) は、指定したfigureプロパティを使ってmy_gui
のインスタンスを作成します。
my_gui(UserArgs,...) は、my_gui
のインスタンスを作成し、ユーザ定義引数を渡します。アプリケーションM-ファイル内でのこれらの引数へのアクセス方法に関する情報は、openfig
リファレンスページを参照してください。
my_gui('PropertyName',PropertyValue,...,UserArgs,...) は、指定したfigureプロパティとユーザ定義引数を使ってmy_gui
のインスタンスを作成します。
オープン関数コード. 生成されたアプリケーションM-ファイルは、実行したい初期化コードのためのサブ関数を含みます。アプリケーションM-ファイルは、以下の引数を使ってオープン関数を呼び出します。
hobject
- figureを取り扱います
eventdata
- 将来のバージョンのMATLABで定義される予定です
handles
- ハンドルとユーザデータをもつ構造体(guidata
を参照)
varargin
- コマンドラインから認識されないPropertyName/PropertyValueの組(varargin
を参照)
出力関数コード. 生成されたアプリケーションM-ファイルは、出力引数をコマンドラインに渡すためのサブ関数を含みます。アプリケーションM-ファイルは、以下の引数を使って出力関数を呼び出します。
hobject
- figureを取り扱います
eventdata
- 将来のバージョンのMATLABで定義される予定です
handles
- ハンドルとユーザデータをもつ構造体(GUIDATAを参照)
varargin
- コマンドラインから認識されないPropertyName/PropertyValueの組(VARARGINを参照)
新規の生成コードの例. 以下の関数、my_gui
は、新規の生成コードの例を示します。
function varargout = my_gui(varargin) if nargin == 0 % If no input arguments,launch the GUI varargin = {'create'}; % feval will call create subfunction elseif ~ischar(varargin{1}) error('Unrecognized constructor') end % Evaluate function with correct number of outputs - FEVAL switchyard. if nargout [varargout{1:nargout}] = feval(varargin{:}); else feval(varargin{:}); end function fig = create(varargin) % Open fig file with stored settings. Note: This executes all component % specific create functions with an empty HANDLES structure. % Pass properties on to openfig for overriding defaults [fig UserArg] = openfig(mfilename,'reuse',varargin{:}); % openfig returns all input arguments that are % not property name/value pairs % Pass UserArg to the setup function % Use system color scheme for figure: set(fig,'Color',get(0,'DefaultUicontrolBackgroundColor')); % Generate HANDLES structure for use in initialize and callbacks. handles = guihandles(fig); % Store HANDLES structure guidata(fig, handles); % Note: The HANDLES structure is now populated. setup(fig, [], guidata(fig), UserArg{:}); % Call setup function % -------------------------------------------------------------------- function setup(h, eventdata, handles, varargin) % Add custom initialization code here.
新規の生成コードを使って実現された例題
以下の例は、新規生成コードの利用を示しています。これらの例は、既存のドキュメントの2つの例題をインプリメントし直したものです。
注意 これらのリンクが動作するためには、MATLABを起動し、MATLABヘルプブラウザを使ってリリースノートをお読みください。例題を修正したい場合は、M-ファイルとFIGファイルの両方を書き込み可能なディレクトリに保存してください。 |
GUIDE Quick Startダイアログとテンプレート
GUIDEは、GUIの作成を簡単に行える4つのテンプレートを提供します。テンプレートは、ユーザの目的に応じて変更可能なGUIの簡単な例です。GUIDEのオープン時あるいはファイルメニューの新規作成を選択したときに現われる新規のGUIDE Quick Startダイアログからテンプレートにアクセスすることができます。ブランクのGUIを使って開始するよりも、既存のテンプレートからGUIを作成する方が簡単な場合があります。
openfigはプロパティ名/値の組を受け取ります - 引数を出力します。
関数openfig
は、figureが表示される前に、適用されるプロパティ名と値の組を指定することができます。詳細は、openfig
リファレンスページを参照してください。
uiputfileとuigetfileはフィルタインデックスを出力します
関数uigetfile
およびuiputfile
は、どのフィルタをユーザが選択したかを決定することが可能なインデックス値をオプションで出力します。詳細は、uigetfile
とuiputfile
のリファレンスページを参照してください。
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