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dpss

離散扁長回転楕円体列(Slepian列)

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[e,v] = dpss(n,nw) は、長さnの最初の2*nw離散扁長回転楕円体列(DPSS)を生成し、eの列方向に出力し、対応する集中度をベクトルvにそれぞれ生成します。これらは、DPSS-MATファイルデータベースdpss.matに生成されます。nwは、n/2以下でなければなりません。

[e,v] = dpss(n,nw,k) は、離散扁長回転楕円体列のk個の帯域制限数列を出力します。kは、 k nの範囲の整数です。

[e,v] = dpss(n,nw,[k1 k2]) は、k1番目からk2番目までの離散扁長回転楕円体列を出力します。ここで、 k1  k2 nです。

上の型すべてに対して、

[e,v] = dpss(n,nw,'int') は、文字列'int'で設定した内挿法を使って、nに最も近い長さをもつ数列をdpss.matから選択して、evを計算します。文字列'int' は、つぎのいずれかを設定することができます。

[e,v] = dpss(n,nw,'int',Ni) は、存在している長さNiの数列から内挿を行います。内挿法'linear'は、Ni > nであることを必要とします。

[e,v] = dpss(...,'trace') は、DPSSが使用する内挿法を表示するために、追跡設定文字列'trace'を使います。内挿法が設定されていない場合、表示は、ユーザが直接法を使っていることを示します。

例題

例題 1: dpss, dpssave, dpssdirの使用

nw = 4をもつ16のDPSS 関数のカテゴリを作成し、ユーザが設定した内挿法を表示しながら、これらの関数の10までのスプライン内挿を使います。これらの作業は、dpss, dpsssave, dpssdirを使います。

例題 2: dpss と dpssloadの使用

dpssを使って、DPSS関数を作成し、これらの関数のサブセットにスプライン法を使用します。dpssloadを使って、dpssで作成するMAT-ファイルをロードします。

参考
dpssclear
離散扁長回転楕円体列をデータベースから除去
dpssdir
離散扁長回転楕円体列データベースディレクトリ
dpssload
離散扁長回転楕円体列をデータベースからロード
dpsssave
離散扁長回転楕円体列をデータベースに保存
pmtm
Multitaper法(MTM)を使ったパワースペクトル推定

参考文献

[1] Percival, D.B., and A.T. Walden. Spectral Analysis for Physical Applications: Multitaper and Conventional Univariate Techniques. Cambridge: Cambridge University Press, 1993.


 diric dpssclear