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corrmtx

自己相関行列用にデータ行列を計算

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詳細

X = corrmtx(x,m) は、X'Xが長さnのデータベクトルxの自己相関行列の(バイアス付きの)推定になる(n+m)行(m+1)列の長方形Toeplitz行列Xを出力します。

X = corrmtx(x,m,'method') は、つぎのように定義した文字列'method'で設定される方法を使って、行列Xを計算します。

[X,R] = corrmtx(...) は、X'*X として計算した(m+1)行(m+1)列の自己相関行列R も出力します。

例題

アルゴリズム

関数corrmtxで計算された Toeplitz データ行列は、ユーザが選択した方法に依存します。自己相関法(デフォルト)を使って決定された行列は、つぎの行列として与えられます。

この行列の中で、mは関数 corrmtx への入力引数と同じで、nlength(x)になります。関数corrmtx で設定した手法から出力 X を戻すために、この行列の変更したものが使われます。

参考
peig        固有ベクトル法を使った擬似スペクトルの推定

pmusic      MUSIC アルゴリズムを使った擬似スペクトルの推定

rooteig     ルート固有ベクトル法を使って、周波数成分とそれに対する信号のパワーを推定

rootmusic   ルートMUSIC法を使って、周波数成分とそれに対する信号のパワーを推定

xcorr       相互相関列を計算

参考文献

[1] Marple, S.L. Digital Spectral Analysis, Englewood Cliffs, NJ, Prentice-Hall, 1987, pp. 216-223.


 corrcoef cov