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dss

ディスクリプタ状態空間モデルを設定

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sys = dss(a,b,c,d,e) は、つぎの連続型ディスクリプタ状態空間モデルを作成します。

行列は、正則でなければなりません。出力sysは、モデルデータを格納するSSオブジェクトです(マニュアルの"LTIオブジェクト"を参照)。ssは、同じタイプのオブジェクトを生成することに注意してください。 行列の場合、引数dは必要でなく、単にdをスカラ0(ゼロ)に設定することができます。

sys = dss(a,b,c,d,e,Ts) は、つぎの離散型ディスクリプタモデルを作成します。

ここで、Tsはサンプル時間(秒単位)です。

sys = dss(a,b,c,d,e,ltisys) は、LTIモデルltisysから受け継いだ(サンプル時間を含む)基本的なLTIプロパティをもつディスクリプタモデルを作成します。基本的なLTIプロパティの概要については、マニュアルの"LTIプロパティ"2-26ページを参照してください。

前の構文には、いずれもつぎのようにプロパティ/値の組合わせを続けて使うことができます。

各組には、たとえば、入力名またはモデル履歴上の注釈など、モデルの特定のLTIプロパティを設定します。詳細については、setコマンドおよび以下の例を参照してください。

例題

コマンド

は、0.1秒のむだ時間をもつモデル

を作成します。入力は'voltage'とラベル付け、注釈として、"Just an example(これは、意味のない例題です)"と別に意味のない例題であることを示しています。

参考
dssdata      ディスクリプタモデル行列の抽出

get         LTIモデルのプロパティを抽出

set         LTIモデルのプロパティの設定

ss          正則な状態空間モデルの設定


 dsort dssdata