可視化手法 | ![]() ![]() |
ベクトル物体データの可視化
ベクトル物体データは、データ集合の各座標点が、それに関連する3つの値をもつので、スカラデータよりも多くの情報をもっています。これらの値は、大きさと方向を表わすベクトルを定義します。流体の流れの速度は、ベクトルデータの例の1つです。
MATLABは、ベクトルデータを可視化するために有効な手法をサポートします。
これらの関数は、コンター、スライス平面、等特性サーフェスのような他の可視化手法と共に利用すると、適切にデータを解明します。この節の例題は、これらの手法を説明しています。
スカラ手法をベクトルデータに適用
コンタースライス、スライス平面、等特性サーフェスのような可視化手法は、スカラ物体データを必要とします。これらの手法は、ベクトルの大きさを取り出すことで、ベクトルデータに対して適用することができます。たとえば、wind
データセットは、3つの座標配列と、3つのベクトル要素配列 u
,
v
, w
を出力します。この場合、速度ベクトルの大きさは、物体内の各々の対応する座標点での風速と等価です。
wind_speed = sqrt(u.^2 + v.^2 + w.^2);
配列 wind_speed
は、物体データに対するスカラ値を含んでいます。しかし、このアプローチにより生じる情報の有効性は、ユーザのベクトルデータの大きさによって表わされる物理現象により異なります。
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等特性エンドキャップの定義 | ストリームプロットの開始位置の指定 | ![]() |