可視化手法 | ![]() ![]() |
この節では、ツールバーから選択可能な個々のカメラモーション関数について説明します。
注意 以下の図を解釈する際には、カメラは常にカメラターゲットを向いていることに注意してください。カメラの動きに関するグラフィックスプロパティの説明は、カメラダイアグラム を参照してください。 |
カメラの回転(Orbit)は、Z軸についてカメラを回転します(デフォルト)。主軸セレクタを使ってx軸、y軸、z軸、または軸を指定しない回転を選択できます。主軸を利用しない場合は、任意の軸に関して回転することができます。
グラフィックスプロパティ. カメラの回転(Orbit)は、CameraTarget
を固定しながら、CameraPosition
プロパティを変更します。
ライトの回転(Orbit)
背景のライトは、カメラの位置に関係をもって置かれる光源です。デフォルトでは、背景のライトは、カメラの右側に置かれます(すなわち camlight
right
)。ライトの回転(Orbit)は、カメラ位置からのライトのオフセットをカメラ位置から変更します。背景のライトは1つだけですが、light
コマンドを使って他のライトを追加できます。
黄色い電球のアイコンをクリックして、背景のライトのオンとオフを切り替えます。
グラフィックスプロパティ. ライトの回転(Orbit)は、lightの Position
プロパティを変更して、背景のライトを移動させます。
カメラの回転/固定(Pan/Tilt)
カメラの回転/固定(Pan/Tilt)は、カメラを固定しながらカメラが指す背景内の点を移動させます。移動は、デフォルトではz軸に関する円弧内で生じます。主軸セレクタを使って、x軸、y軸、z軸、または軸を指定しない回転を選択することができます。
グラフィックスプロパティ. カメラの回転/固定(Pan/Tilt)は、CameraTarget
プロパティを変更してカメラが指している背景の点を移動させます。
カメラを水平/垂直方向に移動
カーソルを水平または垂直(または2つの組み合わせ)に移動することにより、背景は同じ方向に移動します。
グラフィックスプロパティ. 水平方向および垂直方向の移動は、平行なラインに沿って CameraPosition
と CameraTarget
を移動することにより行います。
カメラを前方/後方に移動
カーソルを上または右に移動すると、カメラは背景に向かって移動します。カーソルを下または左に移動すると、カメラは背景から離れる方向に移動します。カメラは、背景の対象物の内部を通って、またカメラターゲットの反対側に移動することができます。
グラフィックスプロパティ. この関数は、CameraPosition
をカメラ位置とカメラターゲットを結ぶラインに沿って移動させます。
カメラのズームによって、カーソルを上または右に移動すると背景を大きく、カーソルを下または左に移動すると背景を小さくします。ズーミングは、カメラを移動しないので、背景の対象物を通過して視点を移動することはできません。
グラフィックスプロパティ. Zoomは、CameraViewAngle
を変更することにより実現されます。角度が大きいと、背景は小さくなり、その反対も成り立ちます。
カメラの回転(Roll)
カメラの回転(Roll)は、視点軸の周囲にカメラを回転し、それにより視点をスクリーン上で回転させます。
グラフィックスプロパティ. カメラの回転(Roll)は、CameraUpVector
を変更させます。
カメラの移動(Walk)
カメラの移動(Walk)は、カメラをカメラターゲットの方向に移動し、カメラターゲットを同じ量だけ移動させます。カメラを左右にパンします。Walk Cameraを使って、カメラを背景を通り、視点軸に沿う対象物を通過します
カメラの移動(Walk)は、目を前方に向けたまま自動車を運転することと似ています。右折すると、背景の対象物は左に移動します。
カメラの移動(Walk)は、主軸と垂直な平面上に視点軸がある場合に最も用いられます。たとえば、Zが主軸である場合は、カメラをカメラターゲットと同じZの値に置きます(カメラの回転(Orbit) を使って行うことができます)。対象に向かう動きおよびその反対方向の動きは、定数のZの値にとどまります。カメラの移動(Walk)を使う前に、ズームアウトすると便利です。
グラフィックスプロパティ. カメラの(Walk)は、CameraPosition
と CameraTarget
の間の距離を保持しながら、それらを変更します。
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