MATLAB Function Reference    
zeros

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B = zeros(n) は、nn 列のゼロ行列を戻します。n がスカラでない場合は、エラーメッセージが表示されます。

B = zeros(m,n)、または、B = zeros([m n]) は、mn 列のゼロ行列を戻します。

B = zeros(d1,d2,d3...)、または、B = zeros([d1 d2 d3...]) は、次元d1-by-d2-by-d3-by-... 次元をもつゼロ要素からなる n 配列を戻します。

B = zeros(size(A)) は、すっべての要素がゼロからなる A と同じサイズの配列を戻します。

注意

MATLAB 言語は、次元を設定するステートメントをもっていません。すなわち、MATLAB は、行列に対して自動的にストレージを割り当てます。けれども、MATLAB のプログラムでは、関数 zeros を使って、必要な行列のストレージやベクトルの列、または、行を前もって、一度、作成していると、処理が速くなります。

例題

n = 1000 を使って、for ループを使います。

の計算は、Sun SPARC-1 で約 1.2 秒必要とします。ステートメント x = zeros(1,n) を使って、前もってループを処理しておくと、0.2 秒以内で処理できます。

参考

eye, ones, rand, randn


 xor zoom