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オブジェクトを MAT-ファイルにセーブ Save an object to a MAT-file
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B = saveobj(A)
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B = saveobj(A)
は、オブジェクト A が .MAT-ファイルにセーブされる場合に、MATLAB 関数 save でコールされます。このコールは、このようなメソッドが存在する場合、オブジェクトのクラスに対する saveobj メソッドを実行します。戻り値 B は、save を連続的に使って、.MAT-ファイルに集められます。
オブジェクトに save コマンドを起動すると、MATLAB は、クラスディレクトリの中で、saveobj と呼ばれるメソッドを探します。セーブ操作を行う前に、オブジェクトを修正するために、このメソッドを多重定義できます。たとえば、オブジェクトに関連したデータをセーブする saveobj メソッドを定義できます。
saveobj は、セーブされる各オブジェクトに対して、別々に起動します。
saveobj は、ユーザオブジェクトに対してのみ、多重定義されます。save は、組み込みのデータタイプに対しては、saveobj をコールしません。たとえば、@double/saveobj が存在してたとしても、組み込みデータタイプ double に対して、コールしません。
例題
つぎの例題は、portfolio クラスに対して、記述される saveobj メソッドを示します。portfolio オブジェクトが、前の save 演算からアカウント番号を既に割り当てられているか否かをメソッドは決定します。そうでない場合、saveobj は、getAccountNumber をコールし、番号を得、それを、account_number フィールドに割り当てます。b の内容は、MAT-ファイルにセーブされます。
function b = saveobj(a)
if isempty(a.account_number)
a.account_number = getAccountNumber(a);
end
b = a;
参考
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