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指定したフォーマットを使って、フィギュア、または、モデルをセーブ
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saveas(h,'filename.ext') saveas(h,'filename','format')
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saveas(h,'filename.ext')
は、ハンドルhを、もつフィギュアまたはモデルをファイルfilename.extにセーブします。ファイルのフォーマットは、拡張子 ext により決められます。 ext に対して、つぎのものが設定できます。
saveas(h,'filename','format')
は、指定したformatを使って、ハンドルhをもつフィギュア、または、モデルをfilenameと名付けたファイルにセーブします。ファイル名は、拡張子をもっていますが、拡張子は、フォーマットを設定するために使うものではありません。拡張子を設定しない場合、指定したフォーマットに対応する標準の拡張子が、自動的にファイル名に付けられます。
引数 format に設定できる値は、上の表の中の拡張子と、printでサポートしている拡張子です。print デバイスタイプは、付加するファイルフォーマット同様に拡張子デーブルの中に記載されているフォーマットを含んでいます。 printによりサポートされているデバイスタイプのリストから、または、上のテーブルからの拡張子を使います。saveasに対して、formatを指定するためprint デバイスタイプを使うとき、前に -dを付けないでください。
注意
m、または、figを拡張子として、saveasを使ってセーブしたファイルをオープンするため、open を使うことができます。他のフォーマットのファイルをopenでは、サポートしていません。ウインドウのFileメニューからアクセスした Save As ダイアログボックスは、saveasを使いますが、ファイルの拡張子をm とfigに制限しています。フィギュアウインドウのFile メニューからアクセスしたExport ダイアログボックスは、saveasを使っていますが、format引数で使用できる拡張子をもつファイルを処理できます。
例題 1 - ファイルの拡張子を指定
MATLAB fig フォーマットで、ファイル名pred_preyに、Plot Editor を使って注釈を付けたカレントフィギュアをセーブします。この方法では、後で、ファイルpred_prey.figをオープンでき、Plot Editorを使って、それを編集することができます。
saveas(gcf,'pred_prey.fig')
例題 2 - ファイルフォーマットを指定して、拡張子は設定しない。
カレントのフィギュアを、Adobe Illustrator フォーマットを使って、ファイル logoにセーブします。上のテーブルから、フォーマットを指定するために、拡張子ai を使います。作成されるファイルは、logo.ai となります。
saveas(gcf,'logo', 'ai')
これは、プリントデバイステーブルから、Adobe Illustrator フォーマットを使って、セーブしたものと同じです。すなわち、-dill です。プリントデバイスタイプに関するテーブルを参照するには、doc print、または、help print を実行してください。作成されるファイルは、logo.aiです。MATLAB は、拡張子を設定していないので、自動的に拡張子aiを、Illustrator フォーマットファイルに付けます。
saveas(gcf,'logo', 'ill')
例題 3 - ファイルフォーマット、拡張子を共に設定
カレントフィギュアをLevel 2 Color PostScriptフォーマットを使って、ファイル star.eps にセーブします。doc print、または、help printを使う場合、プリントデバイスタイプに対してテーブルを調べ、このフォーマットに対応するものが、 -dpsc2であることがわかります。作成されるファイルは、star.epsです。
saveas(gcf,'star.eps', 'psc2')
他の例として、カレントのモデルを、圧縮なしのTIFFフォーマットを使って、trans.tiff にセーブします。プリントデバイスタイプに対するテーブルから、このフォーマットに対するデバイスタイプが、-dtiffnであることがわかります。作成されるファイルは、trans.tiffです。
saveas(gcf,'trans.tiff', 'tiffn')
参考
| save | saveobj | ![]() |