MATLAB Function Reference    
fplot

指定された定義域での関数のプロット

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fplot は、指定された定義域で関数をプロットします。関数は、y = f(x) のような形式でなければなりません。ここで、xは、定義域を指定するベクトルで、y は、 xと同じサイズのベクトルで、 x の各点での関数値を含んでいます(最初の例を参照してください)。関数が与えられたx に対して、 1つ以上の値を出力する場合、y は、f(x)の各成分を列単位でもつ行列になります(2番目の例を参照してください)。

fplot('function',limits) は、limits で指定される定義域上で 'function'をプロットします。limitsは、x軸の範囲([xmin xmax])、あるいは、x-軸とy-軸の範囲([xmin xmax ymin ymax])を指定するベクトルです。

'function' は、M-ファイル関数名、または、'sin(x)''diric(x,10)'、または、'[sin(x),cos(x)]' のように、eval に渡す 変数 x をもつ文字列のいずれかである必要があります。

関数 f(x) は、ベクトル x の各要素に対して、行ベクトルを出力します。たとえば、f(x) が、[f1(x),f2(x),f3(x)] を出力する場合、入力 [x1;x2] に対して、関数は、行列を出力する必要があります。

fplot('function',limits,LineSpec) は、ライン仕様 LineSpec を使って、'function' をプロットします。

fplot('function',limits,tol) は、相対誤差トレランス tol(デフォルトは、2e-3、または、0.2 %の精度) を使って、'function' をプロットします。

fplot('function',limits,tol,LineSpec) は、相対誤差トレランス tol とラインタイプ、マーカシンボル、カラーを決定するライン仕様を使って、'function' をプロットします。

fplot('function',limits,n) は、n+1 点の最小値をもつ関数をプロットします。ここで、n >= 1 です。デフォルトの n は、1です。最大ステップサイズは、(1/n)*(xmax-xmin) と制約を課しています。

fplot(fun,lims,...) は、任意の順で、オプション引数 tol, n, LineSpec を組み合わせて使います。

[X,Y] = fplot('function',limits,...) は、XY で、'function' に対する横軸と縦軸を戻します。スクリーン上に表示をしませんが、plot(X,Y) を使って、関数をプロットすることができます。

[...] = plot('function',limits,tol,n,LineSpec,P1,P2,...) は、パラメータ P1P2 等を関数'function'に直接渡します。

tol, n, LineSpec のいずれかに対して、デフォルト値を使うには、空行列([])で渡します。

注意

fplot は、適応ステップコントロールを使って、代表的なグラフを作成し、関数の変化率の大きい部分では、その計算を密に行います。

例題

双曲線正接関数を、-2から2までプロットします。

M-ファイルmyfunを作成し、2列の行列を出力します。

つぎのステートメントを使って、関数をプロットします。

付加的な例題

参考


 format fprintf