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ezsurf

簡単な3次元カラー付きサーフェスプロット法

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ezsurf(f) は、f(x,y)のグラフを作成します。ここで、fは、xyのような2変数の数学関数を表わす文字列です。

関数 fは、デフォルトの範囲 -2 < x < 2, -2 < y < 2 で、プロットされるものです。 MATLABは、変化の量に従って、計算されるグリッドが選ばれます。関数fが、グリッド上の点として定義されていない場合、これらの点はプロットされません。

ezsurf(f,domain) は、設定した範囲domainで、 fをプロットします。 domainは、4行1列のベクトル [xmin, xmax, ymin, ymax] かまたは、 2行1列のベクトル [min, max]のどちらかで設定します (ここで、min < x < max, min < y < maxです)。

f が、xyの関数でなく、 uvの関数の場合、範囲を表わす端点 umin, umax, vmin, vmaxは、アルファベット順に設定されなければなりません。ezsurf('u^2 - v^3',[0,1],[3,6])は、 0 < u < 1, 3 < v < 6の範囲で、u2 - v3をプロットします。

ezsurf(x,y,z) は、正方形 -2 < s < 2, -2 < t < 2 の部分に、パラメトリックサーフェス x = x(s,t), y = y(s,t), z = z(s,t) をプロットします。

ezsurf(x,y,z,[smin,smax,tmin,tmax])、または、ezsurf(x,y,z,[min,max])は、設定した範囲を使ってパラメトリックなサーフェスをプロットします。

ezsurf(...,n) は、nn列のグリッドを使ってデフォルトの範囲に、f をプロットします。デフォルトのnは、60です。

ezsurf(...,'circ') は、範囲の中央部の円上の部分に、 fをプロットします。

注意

rotate3d は、常に、onです。グラフを回転するには、マウスを使って、クリックし、ドラッグしてください。

配列の乗算、除算、指数は、ezsurfへ転送する中に必ず含まれています。たとえば、つぎの表現のプロットに対するMATLAB書式

は、つぎのように記述されます。

これは、x^2を、ezsurfに転送するとき、x.^2 と解釈しています。

例題

ezsurfは、数学関数が定義していない部分をグラフ表示しません(これらのデータ点は、NaNsで設定され、MATLABはプロットしません)。この例題は、関数をグラフ化することにより、特異値/不連続点のフィルタリングを示しています。

ここで、使っている範囲は、-2 < x < 2, -2 < y < 2 です。

同じデータでsurfを使って、不連続点のフィルタリングを行っていないプロット表示を作成します。

ezsurfは、軸ラベル、タイトルを表示し、図の範囲を拡大していることに注意してください。

参考

ezcontour, ezcontourf, ezmesh, ezmeshc, ezplot, ezpolar, ezsurfc, surf


 ezpolar ezsurfc