MATLAB Function Reference    
cov

共分散行列

表示

詳細

C = cov(x) は、x がベクトルのとき、ベクトルの要素の共分散を出力します。各行が観測値で、各列が変数である行列に対して、cov(x) は共分散行列です。diag(cov(x)) は、各列の分散ベクトルで、sqrt(diag(cov(x))) は、標準偏差のベクトルです。

C = cov(x,y), は、xy が同じ長さの列ベクトルのとき、cov([x y]) と等価です。

注意

cov は、結果を計算する前に各列から平均値を取り除きます。

共分散関数は、つぎのように定義されます。

E は数学的な期待値で、µi= Exiです。

例題

A = [-1 1 2 ; -2 3 1 ; 4 0 3] を考えます。A の各列に対する分散のベクトルを取り出します。

ベクトル v と共分散行列 C を比較します。

対角要素 C(i,i) は、A の列に対する分散を表わします。非対角要素 C(i,j) は、列 i j の共分散を表わします。

参考

Signal Processing Toolbox の中の xcorr, xcov

corrcoef, mean, std


 cot, coth cplxpair