MATLAB Function Reference    
cplxpair

複素数を複素共役の組に並べ替えます。

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詳細

B = cplxpair(A) は、複素共役の組にまとめて、複素配列の次元ごとに要素を並べ替えます。

複素共役の組は、実部の大きさの昇順に並べ替えられます。複素共役の組では、負の虚部をもつ要素が最初になります。純粋な実数値(虚部をもたない)は、すべての複素数の組の後に出力されます。複素共役の組は、正確な複素共役でなければなりません。abs(A(i))に対する相対的なデフォルトの許容範囲 100*eps により数値が実数であるか、要素が複素共役の組であるかを決定します。

Aがベクトルの場合、cplxpair(A)は、複素共役の組をまとめた A を出力します。

A が行列の場合、cplxpair(A) は、列について並べ替えを行い、複素共役の組をまとめた A を出力します。

A が多次元配列の場合、cplxpair(A) は、最初の 1 でない次元の値をベクトルとして扱い、並べ替えた要素の配列を出力します。

B = cplxpair(A,tol) は、デフォルトの許容範囲を書き換えます。

B = cplxpair(A,[],dim) は、スカラ dim で指定した次元について、A を並べ替えます。

B = cplxpair(A,tol,dim) は、指定した次元について、A を並べ替え、デフォルトの許容範囲を書き換えます。

注意

奇数個の複素数がある場合や、複素数を許容範囲内で複素共役にまとめられない場合は、cplxpair は、エラーメッセージを出力します。


 cov cputime