Programming with MATLAB    

Polynomクラスに対するconverterメソッド

Converterメソッドは、あるクラスのオブジェクトを他のクラスのオブジェクトに変換します。MATLABに用意されている重要な二つのconverterメソッドは、doublecharです。doubleへの変換は、MATLABの従来までの行列を作成します。しかし、いくつかのクラスに対しては、これは適切でない場合もあります。charへの変換は、プリント出力の作成に有効なものです。

Polynomからdoubleへの変換

polynomクラスに対するdouble converterメソッドは、非常に簡単なM-ファイル@polynom/double.mです。これは、単に係数ベクトルを戻すだけです。

オブジェクトpを作成

ステートメント

は、つぎの出力を行います。

PolynomからCharへの変換

Charへの変換は、独立変数xのベキ乗表現を含んだキャラクタ文字列を作成するので、キーのメソッドになります。そのために、xを一度設定すると、戻される文字列は、文法的に正しいMATLAB表現になり、後で、計算に使用できます。

つぎに、@polynom/char.mを示します。

出力の計算

つぎのpolynomオブジェクトpを作成します。

そして、p上にcharメソッドを適用します。

MATLABは、つぎの結果を出力します。

char により出力される値は、xに対するスカラ値を設定すると、evalに渡される文字列になります。たとえば、

多項式を計算するより良いメソッドについては、"Polynom subsrefメソッド"を参照してください。


  Polynomコンストラクタメソッド polynom displayメソッド