Programming with MATLAB    

構造体とセル配列


構造体は、フィールドと名付けられたものから構成される種々のデータを集めたものです。セル配列は、MATLAB 配列の特別なクラスで、その要素は、MATLAB 配列を含むセルから構成されています。構造体とセル配列は、異なる種類のデータに対して、階層的な格納機能をもっています。2つのものは、データを組織化する方法が基本的には異なります。構造体の中では、フィールド名を使って、データにアクセスできますが、セル配列では、行列のインデックス操作を使って行います。

つぎの表は、構造体やセル配列と共に機能するMATLAB 関数を記述しています。

カテゴリ
関数
詳細
構造体関数
fieldnames
構造体のフィールド名の取得

getfield
構造体のフィールドの内容の取得

isfield
フィールドが構造体配列かをチェック

isstruct
構造体かをチェック

rmfield
構造体のフィールドを削除

setfield
構造体フィールドの内容を設定

struct
構造体配列の作成または変換

struct2cell
構造体配列をセル配列に変換
セル配列関数
cell
セル配列を作成

cell2struct
セル配列を構造体配列に変換

celldisp
セル配列の内容の表示

cellfun
セル関数をセル配列に適用

cellplot
セル配列の内容をグラフィカルに表示

deal
入力を出力にコピー

iscell
セル配列かをチェック

num2cell
数値配列をセル配列に変換


  関数を多次元構造体配列に適用 構造体