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カレントのワークスペースのセーブ

ワークスペースは、複数のMATLABセッション間で、その値が保持されることはありません。MATLABを一度終了すれば、ワークスペースは消去されます。カレントワークスペースに格納された変数の全て、または、一部をMAT-ファイル(MATLAB 固有のバイナリファイル)にセーブしておくことは可能です。一度セーブしておけば、後々、カレントセッション、または、他のセッション中にMAT-ファイルをロードしてワークスペース変数を再び使用することができます。

ワークスペースブラウザを使って、ワークスペース変数をセーブするには、

  1. ファイル(File) メニューから、Save Workspace Asを選択するか、または、ワークスペースブラウザツールバーのセーブボタンをクリックしてください。

    この操作により、Save ダイアログボックスがオープンします。

  1. セーブする位置とファイル名(File name)を指定します。MATLABは、自動的に拡張子.mat をファイル名に付加します。
  2. Saveをクリックします。

ワークスペース変数の全てではなく、一部をセーブするには、つぎの操作を行います。

  1. ワークスペースブラウザで変数を選択します。複数の変数を選択するには、Shift-クリック、または、Ctrl-クリックを行います。全ての変数を選択するには、Editメニュー、または、コンテキストメニューからSelect All を選択します。
  2. 右クリックによって表示されたコンテキストメニューからSave Selection Asを選択します。

    Save ダイアログボックスがオープンします。

  1. セーブする位置とファイル名(File name)を指定します。MATLABは、自動的にファイル名に拡張子 .mat を付加します。
  2. Saveをクリックします。

等価な機能をもつ関数   ワークスペース変数をセーブするには、セーブしたいファイル名を後ろに付けて、save関数を実行します。たとえば、

は、全てのカレントワークスペース変数を、ファイルjune10.matにセーブします。

ファイル名を指定しなかった場合、ワークスペースはカレント作業ディレクトリに、matlab.mat にセーブされます。ユーザは、セーブする変数を選び、セーブするデータのフォーマット、たとえば、asciiのように、設定することができます。これらの関数の使用法やその他の使用法については、関数saveのレファレンスページを参照してください。MATLABは、情報をセーブする他の関数も用意しています。6章 データのインポートとエクスポートを参照してください。


 カレントのワークスペースの参照 セーブされたワークスペースのロード